日本を訪れる韓国人観光客が増えるなか、日本料理をめぐる韓国女優たちの評価も一枚岩ではない。絶賛する声がある一方で、期待が大きい分だけ手厳しい感想が出る場面もあり、韓国芸能人にとって日本がより身近な渡航先になっている現状が透けて見える。
韓国で最近放送されたバラエティ番組『一人ではできない』(原題)では、ゲスト出演した80歳のベテラン女優ソヌ・ヨンヨがMCから「旅行はよく行かれますか」と問われ、「好きだ」と即答。印象に残った都市について尋ねられると、「食べ物は日本がいいと思う」と伝えた。
また、「福岡にはご飯を食べに何度も行った。朝の飛行機で行って食事をして、夜の飛行機でソウルに戻る」と、日帰りで日本に足を運ぶほどの“日本食好き”ぶりを明かすと、共演者の秋山成勲(あきやまよしひろ、チュ・ソンフン)が「福岡にもおいしい店は多いが、大阪にもたくさんある。一番お好きなのは何ですか」と質問。これにソヌ・ヨンヨは「魚が好きだ。パク・ミソンと寿司を食べに大阪へ行ったことがある。おまかせを食べたが、とても腕が良かった」と、具体的な体験談を交えて答えた。
デビューから60年を超える韓国の大御所女優が、肩肘張らずに日本食を楽しむ姿は意外性もあり、印象に残る場面として韓国でも注目を集めた。
一方で、日本料理に厳しい評価を示したケースもある。
女優キム・ジホは昨年12月、SNSで「結婚24周年記念旅行。久しぶりに思い出作り」とつづり、夫で俳優のキム・ホジンと日本を訪れたことを報告した。しかしその後、店や料理の写真とともに、「結婚記念日だからと予約までしていたのに、30分も待たされた」と不満を吐露。さらに「料理も10日、28日熟成させたと説明されたが、生臭く脂っぽいにおいがした。夫と顔を見合わせて呆れてしまった」と書き込み、顔文字を添えて「失敗」とも記している。
投稿内容からは、夫婦が高級寿司店を訪れた可能性がうかがえるが、残念ながら好みには合わなかったようだ。訪日客が増え、来日目的の1つとして食を重視する人が増えるほど、評価が一様でなくなるのは自然な流れともいえる。頻繁に足を運び、日本食を日常的に楽しむ人がいる一方で、期待値の高さゆえに「思ったほどではなかった」と感じるケースも出てくる。
日本政府観光局によると、昨年1~11月に日本を訪れた韓国人観光客は848万5000人で、全体の21.7%を占めた。外国人観光客のおよそ5人に1人が韓国人という計算になる。韓国芸能人たちの率直な声は、日本が「気軽に行ける旅行先」として定着しつつあることを象徴しているのかもしれない。
(記事提供=スポーツソウル日本版)
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