ロサンゼルス・ドジャースの「2026年最大のミステリー」として、彼の名前が挙がった。日本人投手の佐々木朗希だ。
メジャーリーグ1年目は期待を下回る内容に終わったが、ポストシーズンでのサプライズの活躍によって挽回した。だが、未だに「本当の姿」がどのような投手なのかが見えていない。
韓国メディア『OSEN』が「“耳を開いて謙虚になれ”ドジャース最大のミステリー、佐々木がこれほど傲慢だったとは…ロバーツのさりげない厳しい忠告」と題し、佐々木に言及している。
アメリカメディア『カリフォルニア・ポスト』は1月28日(日本時間)、「スポーツにおいて保証されたものはないが、ドジャースは大半の選手について、ある程度予測可能な結果の範囲を想定できる。ただし、注目すべき例外が1人いる。それが佐々木だ」と伝え、今季のドジャースで最も予測不能な“ミステリー”の選手として佐々木を挙げた。
NPB時代には最速165kmを記録し、完全試合も達成した佐々木は、25歳以下の国際アマチュア資格でメジャーリーグに挑戦した。1歳でも若いうちに最高峰の舞台で自分を証明したいという意志を示したが、メジャー初年度は10試合(先発8試合、36.1回)に登板し、1勝1敗2ホールド、防御率4.46、28奪三振と期待を下回る成績に終わった。5月中旬に肩のインピンジメント症候群で戦線を離脱し、約4カ月間の空白期間を余儀なくされた。
日本でも、佐々木は1シーズンを通して規定投球回を満たしたことがない。メジャーの舞台でも、1年目から耐久性の問題を露呈した形となった。
それでも、シーズン終盤にリリーフとして復帰すると、チームの優勝に大きく貢献した。ポストシーズンでは9試合(10.2回)に登板し、3セーブ2ホールド、防御率0.84、6奪三振を記録。最速球速も100.6マイル(約161.9km)まで回復させ、ワールドシリーズ優勝リングを手にした。
『カリフォルニア・ポスト』によると、佐々木は昨季終盤にリリーフへ配置転換される際、翌シーズンに先発の機会を保証することを条件にこれを受け入れたという。デーブ・ロバーツ監督も「佐々木に5番手、あるいは6番手先発の座をつかむチャンスを与える」と明言している。
ロバーツ監督はさらに、「第3の球種を開発しなければならない。スライダーかもしれないし、カーブかもしれない。左に曲がる球種が必要だ」と語り、フォーシームとフォークの2球種に依存している現状からの脱却を求めた。
一部の評論家は、脚を高く上げる佐々木の投球フォームこそが他の球種を効果的に投げる妨げになっていると見るが、ロバーツ監督はこれを否定した。問題は身体ではなく精神面にあるとし、「一つのやり方で大きな成功を収めてきた若い選手が、これまで必要だと言われてこなかったことを受け入れるのは、常に難しいものだ」と意味深な言葉を残した。
『カリフォルニア・ポスト』は、「ドジャースは、個人主義的な性向が強いとされる佐々木と距離を縮めるのに苦労してきた。彼がリリーフの救世主として浮上した際、球団は彼の速球の球速回復にどのような貢献をしたのかを共有しようとしたが、佐々木はチームの役割を縮小するまったく別の説明をした。過去の自分の映像を見て、投球動作の問題点を自ら発見したというのだ」と報じ、佐々木の個人主義的な一面を紹介した。
続けて、「ロバーツ監督は、佐々木に対する接し方でバランスを取ることに気を遣っていると語った。彼にはアイデアを受け入れる謙虚さを持ってほしい。一方で、9回に打者をにらみつけるような大胆さも失ってほしくないとも述べた」と伝えた。ロバーツ監督は「私は『ゲームが語る』という表現が好きだ」とし、実戦を通じて自ら気付き、変化していくことを期待していると明かした。
さらに同紙は、「かつてゲームは大谷翔平に、日本で使っていたレッグキックを捨てるよう求めた。ゲームはクレイトン・カーショーにスライダーを開発するよう求めた。今、ロバーツ監督は、ゲームが佐々木に新たな武器を1つ加えるよう語りかけてくれることを期待している。佐々木が先発投手としてどこまでいけるかは、そこにかかっているかもしれない」と締めくくった。
佐々木は2023年のWBCで日本代表の優勝メンバーだったが、今回は出場しないことを選んだ。昨季の成績が振るわなかったこともあり、ドジャースの春季トレーニングに残って2年目のシーズン準備に専念するという。
NPB時代から個人主義的な性向が強かった佐々木が、変化を受け入れ、耳を開くことができるのかが注目されている。
(記事提供=OSEN)
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