韓国芸能人の日本での「公共マナー違反」が再び物議を醸している。
発端となったのは、女性歌手チョン・ソミが日本滞在中にSNSへ投稿したタクシー車内の写真だった。写真には、靴を履いたまま座席に足を上げ、もたれかかるようなポーズを取る彼女の姿が写っていた。
投稿が広がると、「グローバルスターとして基本的な公共マナーが欠けている」「韓国でも無礼と受け止められかねない行為なのに、日本ならなおさら問題だ」といった批判が相次いだ。擁護する意見も一部には見られたが、反発の声が目立つ状況となった。
今回の論点は“文化の違い”というより、公共の空間で「靴を履いたまま座席に足を上げる」という行為そのものが、他者への配慮を欠く振る舞いとして受け取られた点にある。また、その姿をSNSで発信したことが「常識を欠いている」と受け止められ、議論の広がりを後押しした。
影響力のある立場である以上、何気ない行動がどのように見られるのかを意識すべきだという指摘も出ており、本人が今後どのように向き合うのかに関心が集まっている。
日本での「土足マナー」をめぐっては、過去にも韓国スターが批判を受けた例がある。女優ミン・ドヒがその人だ。
ミン・ドヒは昨年9月、母親と東北へ旅行した際の写真を公開した。はじめは和やかな親子旅行として受け止められていたが、仙台空港のベンチで靴を履いたまま足をシートに上げている写真が拡散されると、「公共の場で足を上げるのは非常識」「気が緩んでも最低限のマナーは守るべきだ」といった批判が噴出した。
その後、ミン・ドヒは謝罪文を掲載し、「公共の場で靴を履いたまま足を椅子に乗せた私の姿は決して望ましいものではなく、公人としてもっと注意すべきでした」と行動を認め、「皆さんからのご指摘を謙虚に受け止め、深く反省しています」と伝えていた。
これらの騒動は、近年の訪日ブームやSNSの拡散力などによって注目が集まったのではない。問題の核心は、公共空間で靴のまま座席に足を乗せる行為が、他人への配慮を欠いた振る舞いとして受け止められた点にある。
スターであるかどうかにかかわらず、公共の場では一定の節度が求められるという前提がある。その感覚を欠いた行動をためらいなく発信したことが、「傲慢さ」や「常識の欠如」として批判された格好だ。
チョン・ソミとミン・ドヒの事例は、単なる文化の違いの問題として片づけることは難しい。公共空間でどう振る舞うべきかという根本的な問いを、改めて浮かび上がらせている。
(記事提供=スポーツソウル日本版)
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