ショートトラックを冬季オリンピックの“お得意種目”とする韓国が、女子500mで金メダルを逃した。
韓国のチェ・ミンジョンは2月13日(日本時間)に行われたミラノ・コルティナ冬季五輪・ショートトラック女子500m準決勝第2組で43秒060を記録し、5人中5位にとどまった。これでファイナルAではなくファイナルBへ回ることになり、同種目でのメダル獲得に失敗した。
スタートは良かった。準々決勝第4組では41秒955。3位で滑っていたチェ・ミンジョンは、ゴールまで残り2周のカーブ区間で勝負を仕掛け1位へ浮上した。持ち味であるアウトコース加速、タイミングは正確で、「やはりチェ・ミンジョンだ」という言葉が自然に出る内容だった。
しかし、準決勝は違う展開だった。スタートと同時に先頭に立ち、残り3周まではレースをコントロールした。問題は最後の2周だった。
キム・ブタン(カナダ)の圧力が強まり、最終周でコートニー・サロール(カナダ)、フローレンス・ブルネル(カナダ)と進路が重なった。体がぶつかった瞬間、バランスが崩れ、一瞬で最下位に落ちた。
ビデオ判定が行われた。接触場面は明確だったが、審判団はカナダの選手にペナルティを与えなかった。結果はそのまま確定し、種目は7位で終えた。
過去オリンピック2大会出場で金メダル3個(女子1500mで2個、女子3000mリレーで1個)、銀メダル2個(女子1000mで1個、女子3000mリレーで1個)を獲得し、“韓国ショートトラックのエース”と評されるチェ・ミンジョンだが、女子500mではメダル獲得経験がない。今回が3度目の挑戦となったが、惜しくも表彰台を逃した。
韓国は伝統的に弱さを見せてきた短距離で不振が続いている。チェ・ミンジョンとともに出場したキム・ギルリ、イ・ソヨンら韓国勢も準々決勝で敗退した。
3人全員が決勝の舞台に立てなかったという事実は象徴的だ。韓国女子ショートトラックが500mで抱えてきた構造的な限界を改めて確認する結果となった。
爆発的なスタート、序盤のポジション争い、そして激しい接触。500mは伝統的に韓国が最も苦戦してきた種目だ。今大会も失敗に終わり、短距離での雪辱は次の大会に持ち越すことになった。
2022年北京大会では金メダル2個を獲得した韓国ショートトラックだが、今大会のメダルはここまで男子1000mでイム・ジョンオンが獲得した銅メダルのみ。そのほかの混合団体リレー、女子500mは表彰台に届かず、今後行われる男子1500m、女子1000m、女子3000mリレー、男子5000mリレー、男子500m、女子1500mでのメダル獲得が期待される。
なお、女子500mの金メダルはシャンドラ・フェルシュブール(オランダ)、銀メダルはアリアナ・フォンタナ(イタリア)、銅メダルはコートニー・サロールが獲得している。
(記事提供=OSEN)
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