セクハラ疑惑で選手生命危機→劇的復活で辿り着いた初五輪 韓国フィギュア女子20歳が尽くした“ベスト”【ミラノ冬季五輪】

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さまざまな紆余曲折を経て、ついに世界最高の舞台に立った。韓国フィギュア女子のイ・ヘインが初出場の五輪はシーズンベストを更新し、長い旅路の出発を力強く告げた。

【写真】イ・ヘイン、布面積少な目バニーコス

イ・ヘインは2月18日(日本時間)に行われたミラノ・コルティナ冬季五輪フィギュアスケート女子シングル・ショートプログラムで技術点37.61点、演技構成点32.46点の合計70.07点を記録した。これは今季自己ベストの67.06点を3.01点上回る結果で、初の五輪ショートプログラムを全体9位で終えた。

出場29選手中15番目に登場したイ・ヘインは、最初のジャンプ要素であるトリプルルッツ+トリプルトウループのコンビネーションで後続ジャンプに回転不足判定を受け、出来栄え点の一部を失った。出だしはやや惜しまれたが、それでも流れはすぐに安定。続くダブルアクセルを綺麗に決めて加点を得ると、フライングキャメルスピンを最高難度のレベル4で完成させ演技の軸を保った。

加点区間に配置したトリプルフリップも無事に成功。シットスピン、チェンジフットコンビネーションスピン、ステップシークエンスまで全要素をレベル4で埋め、初の五輪ショート演技を揺らぐことなく締めくくった。大きなミスなくプログラムを終えたイ・ヘインは、得点と順位の両面で満足のいくスタートラインを描いた。

イ・ヘイン
イ・ヘイン(写真提供=OSEN)

今回の五輪舞台に立つまでの過程そのものが、イ・ヘインにとって1つの勝負だった。先月の代表2次選考会ショートプログラムでは3位にとどまり五輪出場が不透明になったが、フリースケーティングで集中力を引き上げ、最終2位へ順位を逆転した。わずか2枚しかなかった五輪切符を手にした瞬間だった。

全開の2022年北京冬季五輪で落選した記憶を抱えるイ・ヘインにとって、今大会はさらに切実だった。挫折を経験しても挑戦をやめず、2023年世界選手権では銀メダルを獲得し、ついに韓国女子フィギュアの中心に立った。

リンク外での試練も少なくなかった。

イ・ヘインは2024年5月に行われたイタリアでの代表合宿中に同僚との飲酒行為が発覚。さらには未成年で異性の後輩選手にセクハラ行為をしたとして、当時3年間の国家代表資格停止処分が下された。イ・ヘインはセクハラ行為を強く否定し、大韓体育会スポーツ公正委員会への再審議は棄却されたものの、裁判所に懲戒効力停止の仮処分申請を行い、2024年11月に地裁が認容して選手資格を一時的に回復した。

そして、昨年5月に韓国氷上競技連盟が正式にイ・ヘインに対する国家代表資格停止処分を撤回したことで、劇的に五輪選考会へ再び立つことができた。その時間を経て迎えた五輪初演技だったからこそ、意味はさらに深かった。

イ・ヘインの復帰と挑戦には海外メディアの視線も集まった。日本メディアは過去の騒動とその後の過程を詳しく伝え、初のオリンピックで見せた演技力と集中力に注目した。競技後には演技を称賛する声と応援の反応が続いたとも伝えた。

イ・ヘインは競技後、五輪公式チャンネルを通じて依然として緊張が抜けないと明かしながらも、ミスなくプログラムを終えた点に意味を見出した。夢見てきた五輪の舞台に立てただけでも感謝しており、幸せだという感想だった。

イ・ヘインは20日、上位24人が出場するフリースケーティングで上位浮上に挑む。

(記事提供=OSEN)

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