かつて日本でもプレーした元サッカー韓国代表選手がイランの不安定な情勢に巻き込まれ、所属チームとの契約を解除して母国に帰国することがわかった。
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イラン1部メス・ラフサンジャーンに所属する元韓国代表DFイ・キジェの関係者は3月1日(日本時間)、本サイト提携メディア『OSEN』の電話取材に「イ・キジェは現在、テヘランの韓国大使館に避難している状態だ」とし、「事実上イラン国内リーグが無期限中断となっており、選手保護の観点から所属チームのラフサンジャーンと契約を解除し、韓国復帰を進める予定だ」と明らかにした。
イランは2月28日からアメリカとイスラエルによる空爆を受けている。イランの最高指導者アリー・ハメネイ師が空爆によって殺害されたという衝撃的なニュースまで伝えられた状況だ。今回の空爆の目標はイランの核施設の無力化を超え、「政権機能の麻痺」だったとされている。
最も衝撃的だったのは、イランの心臓部であるテヘランの執務室に加えられた精密攻撃だ。アメリカのドナルド・トランプ大統領はSNSを通じて「歴史上最も邪悪な人物の一人であるハメネイが排除された」と述べ、イラン最高指導者の死亡を公式に発表した。イラン国営メディアも86歳のハメネイ師が空爆で殺害されたことを確認し、40日間の国家哀悼期間を宣布した。
最高指導者だけでなく、イラン革命防衛隊(IRGC)の高位指揮部数十人も今回の空爆で壊滅したとも伝えられている。これに激怒したイラン軍は、イスラエル本土と中東の米軍基地に向け、数百発のミサイルとドローンによる報復攻撃を浴びせ、中東全域の空路が閉鎖され空港も封鎖されるなど、事実上「準戦時状態」となっている。
さらにハメネイ師死亡直後、イランは「崖っぷち戦術」として、自分たちを助けないという理由で中立状態だったサウジアラビアやUAEなどにも無差別のミサイル攻撃を行った。これにより中東諸国はイランに対する宣戦布告も検討している状況だ。
アジアサッカー連盟(AFC)は「すべての選手とチーム、関係者の安全が最優先」とし、西アジア地域のAFCクラブ競技大会の延期を決定した。イランのクラブだけでなく、彼らと対戦予定だった相手チームの移動自体が不可能になったためだ。ただし、韓国や日本などが含まれる東地区の試合は予定通り行われる予定だ。
イラン国内リーグは全面中断され、再開の見通しすら立っていない状態だ。ハメネイ師殺害など急迫した情勢の中で、サッカーはもはやイラン国民の優先事項ではないという見方が強い。イラン代表も北中米ワールドカップへの不参加を検討している状況とされている。
イランに対するアメリカの空爆が始まると、韓国サッカーファンの間ではイランリーグでプレーするイ・キジェの安全を心配する声も上がった。
2012年に清水エスパルスでプロデビューし、近年は水原三星(スウォン・サムスン)ブルーウィングスで長くプレーしていたイ・キジェ。現在34歳の彼は今年1月にメス・ラフサンジャーン移籍が発表され、ファンを驚かせていた。
しかし、イランで新たなリーグとチームへの適応を進めていたイ・キジェは、突然の空爆によって危機に直面した。イ・キジェの関係者は「ひとまずラフサンジャーンを離れ、テヘランの韓国大使館に避難している状態だ」とし、まずは選手本人が無事であることを伝えた。
続けて、「空爆がいつまで続くのかわからず、仮に中断されたとしてもイランリーグ自体の再開は不透明な状況だ。そのため早い時期に所属チームとの契約解除を選択する計画だ。契約を解除した後、速やかに韓国へ帰国することが最優先の目標だ」と説明した。
(記事提供=OSEN)
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