WBCに出場する野球韓国代表は3月3日、京セラドーム大阪で行われた強化試合でオリックス・バファローズに8-5で勝利した。試合では、2人の日本人選手が韓国代表ユニホームを着て登板するという異例の光景も見られた。
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2回にキム・ドヨンの3ラン本塁打などで一挙6点を得た韓国。先発登板した韓国系アメリカ人投手デーン・ダニングも3回無失点と好投を見せたが、4回に2番手ソン・スンギが打ち込まれ同回で3点を失う。
以降、5回にはシェイ・ウィットコムのソロ本塁打で点差を広げるも、8回に6番手ユ・ヨンチャンが一死二、三塁から来田涼斗の犠飛、野口智哉の右前適時打で2失点し7-5。一時6点差から2点差まで追い上げられ、韓国は8回が終了する前にこの日登板予定の投手を全員使い果たしてしまった。
ここで、韓国の7番手としてマウンドに上がったのが石井康輝(いしい・こうき)だ。
石井は大阪府出身の22歳で、箕輪学園高校、近畿大を経て2025年より徳島でプレー。この日は8回二死に「背番号・背ネームなし」で登板すると、大城滉二を空振り三振に打ち取り火消しに成功した。
その後、9回表にアン・ヒョンミンのソロ本塁打で8-5とした韓国は、9回から小林樹斗(こばやし・たつと)が8番手として、石井同様に「背番号・背ネームなし」で登板。
和歌山県出身で智辯和歌山高校から2020年ドラフト4位で広島東洋カープに入団し、今年1月から徳島でプレーする23歳右腕は、最終回を三者凡退に抑えて試合を締めくくった。
WBC直前の強化試合に向けて、韓国代表は投手陣の負担軽減の意味合いでサポートメンバーを要請していた。韓国代表以外に台湾代表も同様の要請をしており、最終的に韓国には小林と石井の2選手、台湾には徳島の鎌田州真(かまだ・しゅうま)、茨城アストロプラネッツの金韓根(きむ・はんぐん)、埼玉武蔵ヒートベアーズの今村虎楠(いまむら・こなん)の3選手と、独立リーグの5選手が各代表に帯同した。
もっとも、日本人選手が「KOREA」と胸に記された韓国代表ユニホーム姿で登板したことに韓国の複数メディアも驚きを隠せず。ネットメディア『スポーツ韓国』は「“これはどういうことだ”日本人選手が強化試合で韓国代表ユニホームを着て登板した理由」と題して2人を取り上げ、総合メディア『Mydaily』は「“予備投手”として登板した石井は0.1回無失点、小林は1回無失点と素晴らしい投球を見せた」と“助っ人”のピッチングを評価していた。
韓国KBOでは今季からアジア枠が新設され、多くの球団が日本人投手を迎え入れている。今回、2人が韓国代表の一員としてマウンド上で披露した力投は、韓国プロ野球ファンや関係者に少なからぬインパクトを与えたことだろう。
(文=サーチコリアニュース編集部)
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