かつてJリーグでもプレーした元サッカー韓国代表選手が、情勢悪化のイランから無事に“脱出”できたようだ。
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イ・キジェは3月4日に自身のインスタグラムを更新。仁川国際空港の到着ロビーの案内板の写真を公開し、「韓国に無事に到着しました。心配してくださった方々に感謝申し上げます」と綴った。
2012年に清水エスパルスでプロデビューし、近年は韓国の古豪・水原三星(スウォン・サムスン)ブルーウィングスに長く在籍したイ・キジェは、昨季終了後にクラブを退団。新天地にイラン1部のメス・ラフサンジャーンを選び、多くの韓国サッカーファンを驚かせた。
水原三星のレジェンド的存在だった34歳のベテラン左サイドバックは当時、「長い間ともにしてくれた水原三星のファンの皆さんに、最後に笑顔で挨拶できず去ることになり、本当に申し訳ない。これまで受けた応援は一生忘れない」という思いを伝えていた。
メス・ラフサンジャーン移籍後、イ・キジェは公式戦5試合連続で先発出場するなど、衰えの見えないパフォーマンスを披露していた。
しかし、アメリカ・イスラエルによるイラン攻撃が始り、突如として困難に陥った。イラン国内リーグは全面中断され、イラン代表のワールドカップ不参加の可能性が浮上するほど情勢が悪化すると、イ・キジェは母国へ戻る決断を下した。
イランは現在、ドナルド・トランプ米大統領が公言した「政権機能麻痺」作戦により、心臓部のテヘランが焦土化した状態だ。特に、最高指導者アリー・ハメネイ師が空爆で殺害され、革命防衛隊の指揮部が全滅したことで、イラン全土は40日間の服喪期間とともに、事実上の準戦時状態に突入した。
中東全域の空路が閉ざされ、隣接国へのミサイル報復攻撃が続く極限の状況のなか、イ・ギキェはラフサンジャーンを離れ、テヘランにある韓国大使館へ身を寄せた。当時、イ・キジェ側の関係者は大使館へ避難した事実を伝え、「近いうちに所属チームとの契約解除を選択する計画だ。契約を解除したうえで、速やかに韓国へ復帰することが最優先の目標」と説明していた。
そして今回、本人のSNSから韓国帰国が伝えられたことで、ファンからは「良かったです」「これからは安全な場所で、幸せにサッカーをしましょう」「無事に帰国してくれてありがとうございます」「心配しました」などのコメントが寄せられていた。
予期せぬ形でイランでの挑戦を終えることになったイ・キジェ。今後は韓国で十分な休息と安静を取った後、Kリーグなどで新たな所属チームを探す予定だ。
(記事提供=OSEN)
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