かつて大谷翔平への「故意死球」発言で物議を醸し、現在は米マイナーリーグでプレーする韓国人投手に母国復帰説が急浮上した。古巣球団のGMは「移籍金を払ってでも連れ戻さなければならない」と語っている。
韓国プロ野球KBOリーグのLGツインズは現在、守護神の負傷により非常事態に陥っている。
4月27日午後、「ユ・ヨンチャンは国内の病院3カ所で診察を受けた結果、右肘頭骨の疲労骨折によるピン固定術が必要だという診断を受けた。後日、日本の横浜南共済病院で診察を受けた後、手術を受ける病院を決定する予定だ」と発表した。
球団関係者は「横浜南共済病院に検診資料を送り、診察日を待っているところだ。5月初旬に横浜南共済病院で診察を受け、そのまま手術を受ける可能性が高い」と言及した。
ユ・ヨンチャンは今月24日の斗山(トゥサン)ベアーズ戦で9回に登板した際、先頭打者を空振り三振に打ち取った直後にマウンドに座り込んだ。苦悶の表情で右肘の痛みを訴えて緊急降板し、翌日に一軍登録を抹消された。
ユ・ヨンチャンは2024年11月のプレミア12に韓国代表として出場した後、右肘頭骨のストレス性微細骨折の診断を受けて手術を受けていた。同じ部位の負傷が再発したため、今回はピン固定術を伴うこともあり、リハビリ期間がさらに長くなる見込みだ。
2024年の手術時は復帰まで6カ月を要したが、2度目の今回は今季絶望が濃厚。ユ・ヨンチャンは今年3月のWBCにも韓国代表の一員で出場していたが、早々にシーズンを終えることになってしまった。
突然の守護神不在という状況で、球団もファンも一様にコ・ウソクの復帰を熱望している。コ・ウソクは現在、デトロイト・タイガース傘下マイナーAAのエリー・シーウルヴズに所属している。
LGのチャ・ミョンソクGMは27日に本サイト提携メディア『OSEN』の電話取材に応じ、「コ・ウソクはまずタイガースとの契約を解消しなければならない。タイガースが手放してくれなければ連れてくることはできない。現在、タイガースと交渉中だ」と語った。
タイガースが契約解消の条件として移籍金を要求する可能性もある。チャGMは「それは契約書に明記されている。コ・ウソクが移籍する際の移籍金がいくらかは決まっている。当然、移籍金を支払ってでも連れてくるつもりだ」と述べた。
通常、マイナーリーグの契約には6月や7月に選手のオプトアウト条項を盛り込むことがある。そこまで待てば移籍金を支払わずに済むが、チャGMは「その可能性もあるが、今は6月や7月まで待っていられる状況ではない。タイガースと話し合い、自由にしてほしいと頼まなければならない」と語った。
チャGMは「タイガース側から(現地時間は)週末だから休ませてくれ、明日連絡してくれと言われた」と焦燥感を露わにした。
コ・ウソクは27日(日本時間)に行われたビンガムトン・ランブルポニーズ(ニューヨーク・メッツ傘下)とのダブルヘッダー第1戦で、2回を投げて3奪三振無失点と好投した。現在までAAで5試合に登板して防御率0.00。9.2回を投げて3被安打、2四球、15奪三振を記録中だ。
2023年にLGで統合優勝を果たした後にポスティングシステムを利用したMLB挑戦を表明し、2024年にサンディエゴ・パドレスと契約したコ・ウソク。ただパドレスでMLB昇格の機会はなく、同年5月にマイアミ・マーリンズへトレードされた。
マーリンズでも傘下マイナーでプレーしたが、DFAにより事実上の放出。他球団からの獲得オファーがなく、傘下AAAとAAでプレーして2024年シーズンを終えた。2024年はマイナーで44試合に登板し、4勝3敗3セーブ4ホールド、防御率6.54を記録した。
2025年シーズンは怪我の不運に見舞われた。マーリンズの春季キャンプに招待選手として参加した際、トレーニング中に指を骨折。同年5月に復帰後、AAAで5試合(5.2回)に登板して1ホールド、防御率1.59と好投していたが、6月に突然の戦力外通告を受けた。
その後はタイガースとマイナー契約を結び、メジャーへの挑戦を続けた。2025年はルーキーリーグ、A、AAAでプレーし、32試合(42.1回)に登板して2勝1敗3ホールド3セーブ、防御率4.46を記録した。
なお、コ・ウソクは2023年3月、WBC前に行われた韓国メディアとのインタビューで、大谷翔平と対戦する可能性を問われた際に「いざマウンドに上がったとき、投げるところがなければ“痛くないところ”に当てなければ。出塁させて、次の打者と勝負する」と発言したことで、大谷に対する“故意死球”を示唆したと捉えられ物議を醸したことがある。
ただ、コ・ウソクは後に別の韓国メディアとのインタビューにおいて、「“真ん中に強く投げたい”と話したら、(記者から)“もう少し面白く話してほしい”と伝えられた。誤解の余地がある発言をしたことは自分の過ちだが、ただの一度も“誰かにわざと当てろ”と野球を習ったことはない」と、当時の発言に誤解があったことを告白していた。
(記事提供=OSEN)
■【写真】コ・ウソクの同僚は韓国を「ゴミの国」呼ばわりの元NPB米投手
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