K-POP界では現在、骨が浮き出るほどの「極細体型」をめぐる視線が強まっている。極端に細い体形が話題を呼び、美の基準として称賛される一方で、その健康状態を危惧する声も少なくない。
そのような風潮の中で、まったく別の理由から大きな注目を集めているのがTWICEのナヨンである。
【写真】えっ、ナヨンも?実はかなり目が悪いK-POPアイドル
最近、オンラインコミュニティやSNSを中心に、ナヨンの海外ツアーでの映像が拡散された。そこで話題となったのは、以前よりも少し柔らかい印象を与える彼女の姿であった。
大前提として、ナヨンは現在も十分にスリムな体形を維持している。しかし、過去の姿と比較すると、頬や体のラインにわずかな丸みが出たように見受けられる。その変化が、むしろ彼女特有の明るさや愛らしさをより一層引き立てているとして、好意的に受け止められているのだ。
韓国メディアもナヨンの近況について、極細体形の流行に逆行したと報じている。ファンの間でも、健康的で今が一番かわいいといった反応や、愛情をたっぷり受けて育ったウサギのようだといった好意的なコメントが相次いだ。
ここで重要なのは、ナヨンが称賛されている理由を単に「ふっくらしたから」と捉えるべきではない点にある。
ナヨンの本来の魅力は、「果汁美」と表現されるような明るく弾ける雰囲気にある。ステージでの圧倒的なエネルギーや豊かな表情、そして親しみやすいラブリーさ。少し柔らかく見える近況は、そうした彼女らしさと自然に重なり、相乗効果を生んでいるのである。
つまり、体形そのものが評価されたというよりは、彼女らしい健康的なエネルギーが現在の姿と合致して見えたことが、支持の理由といえるだろう。
一方で、近年のK-POPアイドルの体形をめぐっては、細さが過剰に神格化される場面が増加している。
韓国では「ピョマルラ」という言葉が使われることがある。これは骨を意味する「ピョ」と、痩せていることを意味する「マルラ」を合わせた造語で、骨が浮き出るほど痩せた体形を指す。もともとは過度な痩身への懸念を込めた言葉であったが、最近では理想的な細さを褒める文脈で消費されることも少なくない。
実際、一部のアイドルの急激に痩せた姿に対し、ファンから健康を心配する声が上がった事例もある。
aespaのジゼルは、コンサートで見せた姿が以前よりかなり痩せていたことから話題となった。また、tripleSのチェウォンも、肋骨が目立つほどの細さをめぐって拒食症疑惑が浮上する事態となった。これに対し、チェウォン本人は健康診断や検査の結果を公表し、現在が人生で最も健康であると説明している。
こうした状況は、慎重に見極める必要があるだろう。外見だけで他者が健康状態を断定することはできないし、本人が健康であると主張するならばその言葉は尊重されるべきである。しかし、極端な細さが唯一の美の基準として語られ続ける現状には、やはり危うさが潜んでいる。
特にK-POPアイドルは、ステージやSNSを通じて常に身体を細かく観察される職業だ。わずかな体形の変化もすぐに議論の対象となり、「より細く、より完璧に」という無言の圧力が生まれやすい環境にある。
だからこそ、今回のナヨンに対するポジティブな反応は非常に興味深い。これは、ファンが必ずしも「細ければ細いほど良い」と考えているわけではないことを示している。
むしろ、ステージ上で生き生きとしていることや、表情の明るさ、その人らしい魅力が自然に溢れていることこそが、体形の細さ以上に強く支持される瞬間があるのだ。
もともとTWICEは、デビュー以来一貫して明るく親しみやすい魅力で愛されてきた。ナヨンもまた、グループの中心で弾けるようなエネルギーを放ち続けてきた。彼女の魅力は決して細さだけに依存するものではない。
もちろん、体形について言及すること自体が、一種のボディジャッジになりかねないという難しさは常に存在する。しかし、極細体形が絶対的な正解とされる空気感の中で、健康的に見える魅力やその人らしい雰囲気が支持された意義は大きい。
ファンが真に望んでいるのは、極端な細さそのものではなく、ステージの上でその人らしく、心身ともに健やかに輝く姿なのである。
(記事提供=スポーツソウル日本版)
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