韓国サッカー協会(KFA)が北中米ワールドカップを前に壮行試合を行わないことにした背景を自ら説明した。核心は明確だった。“見せかけ”よりも“成果”に集中するという選択だ。
KFAは4月30日、壮行試合を行わない理由を明らかにした。韓国代表が壮行試合を行わずにワールドカップ本大会に臨むのは1986年メキシコ大会以来初めてのことだ。2022年カタールW杯の前には、壮行試合としてアイスランド代表と対戦していた。
森保一監督率いる日本代表は、5月31日に国立競技場にアイスランド代表を迎えて壮行試合を開催する。本大会を控えて日韓で異なる選択をした形だ。
今回の決定について、一部では最近の批判的な世論を意識したのではないかという見方も出ているが、KFAはこれを「戦略的判断」と一線を引いた。
最初に言及された理由は日程だ。韓国はグループA組に属し、6月12日にチェコと初戦を戦う。出場48カ国でも早い日程だ。
選手の合流が可能となる5月25日から初戦までの準備期間が短い状況で、海外組中心の代表が長距離移動を繰り返しながら強化試合までこなすのは、コンディション管理の負担になりかねないという説明だ。KFAは、移動や試合の消化が選手の体力やパフォーマンスに悪影響を及ぼすと判断した。
もう一つの重要な変数は高地への適応だ。韓国はメキシコ・グアダラハラでグループ第1~2節を行う。同会場は海抜1600mに位置しており、徹底した適応が不可欠だ。これに伴い、代表は海抜1460mの米ソルトレイクシティを事前キャンプ地に定め、早期の適応に集中する計画だ。
KFAは、高地の環境に適応するためには最低でも10日以上の時間が必要だという専門家の意見を反映したと説明した。段階的にトレーニングの強度を上げながらコンディションを整える必要がある状況で、壮行試合の試合まで並行した場合、準備のプロセス全体が揺らぎかねないと判断したためだ。
結局のところ、選択は明確だった。ファンに見せるイベントよりも、本大会での競争力を優先したのだ。
ただ、KFAはファンとのコミュニケーションを完全には排除しない。最終メンバー発表後、光化門で公式スポンサーと共に壮行イベントを開催し、応援ムードを盛り上げる計画だ。
KFAは、今回の決定が単なる縮小ではなく「選択と集中」の結果であると強調した。実際の成果につながる準備にすべての力を注ぐという立場だ。ホン・ミョンボ監督率いる韓国代表が、戦略的な決断を通じてどのような結果を出すのか関心が集まっている。
(記事提供=OSEN)
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