福岡ソフトバンクホークスへ移籍した小林樹斗に、韓国メディア『OSEN』が「“こんなことが…”WBC韓国代表でプレーした日本の独立リーグ投手、最速154km→人生逆転…ソフトバンク契約でNPB復帰」と題して注目している。
3月3日、京セラドーム大阪ではWBC韓国代表とオリックス・バファローズによる強化試合が行われ、韓国代表が8-5で勝利した。
試合終盤、韓国のマウンドには代表ユニホームを着た見慣れない投手が上がった。背番号すらなかった。
8回に登板したユ・ヨンチャンが球数30球を超え、二死となったところで交代。すると、日本人の石井康輝が登板してイニングを締めた。そして8-5でリードした9回、同じく日本人の小林樹斗が登板。最速150kmの直球を武器に、1回を無失点に抑えて試合を締めくくった。
韓国はこの日、登板可能な投手の数が限られていた。そのため、万が一に備えて大会組織委員会が予備選手として準備していた日本の独立リーグの投手を登板させたのだ。
石井と小林は、ともに四国アイランドリーグplusに所属する徳島インディゴソックスの選手だった。
当時は韓国代表のユニホームを身にまとい、日本プロ野球チームを相手にセーブを記録した小林が、今度は福岡ソフトバンクホークスのユニホームに袖を通すことになった。
ソフトバンクは5月20日、小林を育成選手として獲得したことを発表した。
智弁和歌山出身の小林は、2020年のドラフトで広島東洋カープから指名を受けた。2021年に一軍デビューを果たし、通算2試合(4.2回)で防御率9.64を記録。2022年に肘の疲労骨折を経験し、2023年は手術とリハビリのため二軍でのプレーが続いた。昨年は二軍で27試合に登板し防御率4.78を記録したが、シーズン後に戦力外通告を受けた。
今年は独立リーグの徳島でプレーし、7試合(27回)で3勝1敗、防御率2.33、34奪三振、7四球をマーク。ストレートの最高球速は154kmまで上がっていた。
ソフトバンクの投手陣は現在、上沢直之、リバン・モイネロ、藤井皓哉らが不調や負傷を抱えるなど悪材料が重なっている。昨年は日本一に輝いたものの、今年はパ・リーグ4位に低迷している。
20日には徳島を通じて「徳島で周囲の“NPBへ行く”という強い思い刺激を受け、あらゆる面で成長することができた。3カ月という短い期間だったが、NPBの舞台に戻ることができて嬉しい。これから、一日でも早く支配下登録されるよう全力を尽くす」と心境を明かした小林。“韓国代表”として一度マウンドに立った日本人投手の活躍を隣国も見守っている。
(記事提供=OSEN)
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