《人気アイドルの思考》「幸運の女神」を味方につける IVEウォニョンから学ぶ「超ポジティブ変換」のススメ

2026年05月27日 K-POP #アイドル
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IVEのウォニョンになる道は、単に外見を模倣するだけではないようだ。

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完璧なビジュアルや洗練された振る舞い、どんな瞬間も「アイドル」として輝く姿。ウォニョンはしばしば、K-POP界における理想像として語られてきた。

しかし、彼女が人々を惹きつけている理由は、外見の美しさだけでは語り尽くせない。

今、ファンの間で熱い支持を得ているのは、彼女の持つ独自の思考法だ。それは韓国で「ウォニョン的思考」と呼ばれている。

その象徴的なキーワードが「ラッキービッキー」である。

ウォニョン
(写真提供=OSEN)

これは「幸運(ラッキー)」とウォニョンの英語名である「ビッキー」を組み合わせた造語で、彼女のポジティブな考え方を示すミームとして浸透した。

きっかけは、彼女が過去に公開したVlogでの一幕だった。

スペインのベーカリーを訪れた際、前の客がパンを買い占めてしまったため、彼女はしばらく待機することになった。落胆してもおかしくない状況だが、彼女は「前の人がパンをすべて買っていったので、私は焼き立てのパンばかりを買えることになった。やはり幸運の女神は私の味方だ」と明るく受け止めた。

この発言が彼女の超ポジティブな姿勢を象徴するものとして広まり、「完全にラッキービッキーだ」という表現まで定着することになった。

小さな幸せを見出す独自の態度

だがウォニョン本人は、その言葉の意味が本来の意図とは少し異なって伝わっていると感じているようだ。

ウォニョン
(写真提供=OSEN)

ファッション誌『Esquire Korea』が5月21日に公開したインタビューの中で、彼女はラッキービッキーについて次のように語っている。

「実はラッキービッキーの意味が少し違って伝わったようです。それは、いつも幸せでいなければならないという意味ではなかったんです。不便な状況でも小さな幸せを探そうとする、私の態度です」

この一言は、非常に重要な意味を持っている。

ラッキービッキーとは、常に明るく振る舞わなければならないという強迫観念ではない。現実の不快感や疲れを無理に消し去るための言葉でもないのだ。

不都合な状況であっても、自分なりの小さな喜びを見出す。嫌な出来事を丸ごと消去しようとするのではなく、その中で自分が持てる視点を選択する。ウォニョンが示したのは、そのような主体的な態度であった。

したがって「ウォニョン的思考」は、単なる楽観主義とは一線を画す。

物事を自分に都合よく解釈するというより、自らの心を丁寧に扱うために視点を調整する感覚に近い。困難な状況下でも、どこに意識を向けるかを自ら選ぶ。その姿勢こそが、多くの人には輝いて映るのだろう。

ウォニョンの言葉で印象的なのは、ポジティブでありつつも、どこか現実的である点だ。

同インタビューで、過去の発言である「世の中に、ぞんざいに扱っていいものは何もない」について問われると、彼女は特別な意図を持って言ったわけではないと前置きした。日々の中で感じたことや学びが自然に積み重なり、導き出された考えだという。

ウォニョン
(写真提供=OSEN)

そして、インタビュアーが「普通は“何事にも一生懸命やるべきだ”という程度の表現をするのに、その言葉が正確だった」と述べると、ウォニョンはこう応じた。

「私は“頑張る”という言葉があまり好きではありません。自分に与えられたことは、まっすぐ、きちんとやり遂げる。そう考えるほうです」

この表現こそが、いかにも彼女らしい。

「頑張る」という言葉は、多分に感情や気合のニュアンスを含んでいる。対して彼女が選ぶのは、「まっすぐ、きちんとやり遂げる」という言葉だ。ここには、自分に課せられた役割を正確に認識し、責任を持って遂行するというプロフェッショナルな意識が宿っている。

ポジティブであることは、決して浮世離れしていることではない。ウォニョンの場合、その明るさの根底にあるのは、自分を慈しみながら任務を誠実にこなす姿勢なのだろう。

今年2月、ウォニョンは自身のインスタグラムで、遊び心に満ちた「自叙伝」を公開して話題を集めた。

表紙には「私はチャン・ウォニョンだ」、副題には「チャン・ウォニョンになる50の方法」と記されていた。さらに「生まれてみたら私がチャン・ウォニョンだった。お姫様が直々に教える『お姫様のように生きる方法』」という一文まで添えられ、ファンを和ませた。

ウォニョン
(写真提供=OSEN)

特に注目されたのが、「ラッキービッキーに生きる方法」の第1項目だ。そこには「チャン・ウォニョンとして生まれる」と書かれていた。最初からあまりに高いハードルを提示したことに、ファンからは「真似できない」「プリンセスの必読書だ」といった反応が相次いだ。

確かに、その美貌やスター性まで含めて「チャン・ウォニョンになる」ことは、不可能に近い。

それでも今回のインタビューを読み解けば、真の意味での「チャン・ウォニョンになる方法」は、外見を模倣するだけではないことが見えてくる。

不便な中でも小さな喜びを探すこと。与えられた任務をまっすぐ、誠実にやり遂げること。そして世の中のあらゆるものをぞんざいに扱わないこと。

これらであれば、彼女のように生まれなくても、少しずつ実践することができる。もちろん、それを毎日継続することこそが、本当は最も困難な試練なのだろう。

健全な自己防衛と心のバランス

ウォニョンは以前、YouTubeチャンネル「TEOテオ」に出演した際にも、自身の哲学について深く言及している。

MCのチャン・ドヨンから「自分自身を一番好きなとき」を問われると、彼女は「怖いことが特にないとき。怖がらないとき、自分が好きだ」と回答した。

さらに、自身にダメージを与えそうな言葉についても、こう見解を述べた。

「ダメージのありそうな話を聞いても、自分が本物であればダメージはない。皆がそう考えれば簡単ではないでしょうか。自分でないなら、自分とは関係ない話になるのではないでしょうか。それが本当に直さなければならない点なら直せばいいし。あげるものはあげて、受け入れることも重要です。すべてバランスを取ればいい」

この発言もまた、「ウォニョン的思考」の本質をよく表している。

向けられた悪意を単に跳ね返すのではなく、自分に関係のないものは受け取らない。修正すべき点があれば真摯に直す。受け入れるべきものとそうでないものを峻別するのだ。

ここでも肝要なのは、やはりバランスである。

ウォニョンのポジティブさは、自己を見失わないために、現実との適切な距離感を心得ている者の思考だ。だからこそ、彼女の言葉は若いファンだけでなく、世代を超えて多くの人々の心に刺さるのだろう。

ウォニョン
(写真提供=OSEN)

不快な状況においてもささやかな幸福を探し出し、与えられた職務を誠実に全うする。

「チャン・ウォニョンになる方法」とは、チャン・ウォニョンとして生まれることではなく、彼女のように自分自身を大切に扱うことなのかもしれない。

(記事提供=スポーツソウル日本版)

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