18年ロシアは奇抜ヘアーGK、22年カタールはイケメン9番…韓国代表で注目すべき「ブレイク候補」7選【北中米W杯】

2026年06月10日 スポーツ #サッカー
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ワールドカップは、韓国サッカーにいつも新しいヒーローをもたらしてきた。世界最高の選手たちの中で自らの価値を輝かせて得た自信は、さらなる成長へとつながった。その後、欧州進出などの成果を上げ、一段階ステップアップする好循環を生み出した。

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フース・ヒディンク監督体制でベスト4入りを果たした2002年日韓大会では、パク・チソン、イ・ヨンピョ、ソン・ジョングクの3選手がワールドカップで印象的な活躍を見せた後、そろってオランダの舞台へと進出した。

そのなかで、パク・チソンは2005年夏に当時最強のクラブとされたマンチェスター・ユナイテッドへ移籍し、欧州組の成功における新たな章を開いた。その後、2011年に韓国代表引退を決意するまで、絶対的なリーダーとして活躍した。

2010年南アフリカ大会ではキ・ソンヨンとイ・チョンヨンが活躍した。すでに欧州に進出していた2人は、20代前半という若さながらも中心選手として存在感を見せた。

2018年ロシア大会ではチョ・ヒョヌというサプライズスターが誕生した。“奇抜ヘアー”で注目されたチョ・ヒョヌは本大会直前に正GKへ浮上。ドイツ相手に驚異的なセーブを連発し、「カザンの奇跡」の立役者として世界的な注目を浴びた。

チョ・ヒョヌ
チョ・ヒョヌ(写真提供=OSEN)

2022年カタール大会は、“イケメン9番”と呼ばれたチョ・ギュソンが自らの名を世界に轟かせた。ガーナ戦でヘディングだけで複数得点を記録し、世界に通用する正統派ストライカーの登場を告げた。

今回の北中米大会でも、韓国代表が成功するためにはソン・フンミン、キム・ミンジェ、イ・ガンインといった従来の主力以外に、新しい選手たちの活躍が不可欠である。

チョ・ギュソン
チョ・ギュソン(写真提供=OSEN)

最も目を引くのは、欧州で着実に成長している2000年代生まれの選手たちだ。彼らは全員、ワールドカップ本大会に初出場するという共通点がある。

果たして、ワールドカップ本大会の舞台に足を踏み入れた21世紀の少年たちのうち、誰が成功を導く新たな推進力となるだろうか。

オ・ヒョンギュの矛、イ・ハンボムの盾に懸かる韓国の成功

2001年生まれのオ・ヒョンギュは最も大きな期待を集める選手だ。

4年前のカタール大会では予備メンバーとして大会に帯同したが、オ・ヒョンギュに背番号は与えられず。ベンチ入りもできなかったが、彼の潜在能力を高く評価した当時のパウロ・ベント監督がW杯を間近で経験できる機会を提供した。

そして4年が経った今、オ・ヒョンギュはその期待に見合う成長を遂げ、堂々とワールドカップ最終メンバー入りを果たした。

2023年1月に水原三星(スウォン・サムスン)ブルーウィングスを離れ、スコットランドの名門セルティックに移籍して欧州の舞台へ向かったオ・ヒョンギュは、ベルギーのヘンクへ移籍した2024-25シーズンに12ゴールを記録し、初めて二けた得点を挙げた。

所属クラブでの勢いは代表でも続き、ワールドカップ最終予選で4ゴールを叩き出して韓国人選手最多得点者となった。2025年夏にはドイツのシュトゥットガルトへの移籍が有力視されたが、メディカルチェックの問題で破談となり、欧州5大リーグ入りが挫折した。

その後、冬の移籍市場を通じて移籍金240億ウォン(日本円=約25億円)でトルコのベシクタシュへ移籍し、悔しさを晴らした。ヘンクで10ゴール、ベシクタシュで8ゴールを記録し、シーズン通算18ゴール7アシストを挙げた。

現在、欧州組のフォワードの中で最も優れた得点力を維持しているだけに、代表内のレギュラー争いでも有利な立場にある。所属クラブでチャンスメーカーとしての役割を立派にこなしているソン・フンミンとの相乗効果も期待できる。優れた判断力と積極的なシュートを好むオ・ヒョンギュのゴールが多く決まってこそ、勝利の可能性も高まる。

オ・ヒョンギュ
オ・ヒョンギュ(写真提供=OSEN)

守備陣では、2002年生まれのセンターバック、イ・ハンボムが目を引く。

2019年にブラジルで開催されたU-17ワールドカップでベスト8進出に貢献したイ・ハンボムは、ボイン高校を卒業後にFCソウルへ入団。2シーズン目の2022年からレギュラーへと抜擢された。

2023年夏にチョ・ギュソンが在籍するデンマークのミッティランへ移籍して欧州組となったイ・ハンボムは、1年目こそ3試合の出場にとどまり大舞台への適応に苦しんだ。ただ2年目から持ち味が生き始め、3年目の2025-2026シーズンにはチームの確固たる主力へと成長し、計40試合に出場した。特にカップ戦の決勝では決勝ゴールを決め、チームにタイトルをもたらした。

欧州で戦えるフィジカルと空中戦の強さ、対人戦での賢い守備、足元の技術まで兼ね備えたイ・ハンボムは、3バックと4バックのどちらのシステムであっても、キム・ミンジェの相棒の筆頭候補に挙げられている。今シーズンを通じて目覚ましい成長を遂げた勢いが、ワールドカップでもそのまま維持される見通しだ。

イ・ハンボムに対しては昨冬からイングランド・プレミアリーグのクラブが関心を集めているという報道もあり、今回のワールドカップでの活躍を足がかりに欧州5大リーグ進出を果たす可能性は高い。

イ・ハンボム
イ・ハンボム(写真提供=OSEN)

2003年生まれのペ・ジュノは、オ・ヒョンギュとともにホン・ミョンボ号の新たな活力源となっている選手だ。

ワールドカップ3次予選では1ゴール4アシストを記録し、ソン・フンミンやイ・ガンインを抑えて代表チーム内で最多のアシストをマークした。すでに2023年にアルゼンチンで開催されたU-20ワールドカップでエースとして活躍し、ベスト4進出を牽引。イングランド2部のチャンピオンシップに属するストーク・シティでも、中心選手としての地位を確立している。

中盤のセンターとサイドの両方をこなすペ・ジュノは、攻撃的なドリブルや正確なタイミングのパス、賢いオフ・ザ・ボールの動きを兼ね備えた現代的な2列目のアタッカーだ。このポジションにはソン・フンミン、イ・ガンイン、イ・ジェソンらが優先的に配置される可能性が高いが、対戦相手や試合展開に応じて、いつでもペ・ジュノを投入して流れを変えることができる。

ペ・ジュノ自身もストーク・シティで3年目を迎え、より高いリーグや大きなクラブへのステップアップを望んでいるだけに、今回のワールドカップでの活躍に対するモチベーションは非常に高い。

ペ・ジュノ
ペ・ジュノ(写真提供=OSEN)

ヤン・ヒョンジュンは江原(カンウォン)FCでセンセーションを巻き起こした後、2023年夏に欧州へ進出した。セルティックでは当初定位置争いに苦しんだものの、チームの3バック移行に伴い攻撃的なウイングバックの役割を担うようになり、レギュラーへと躍進する逆転ドラマを演じた。

本来のポジションであるサイドアタッカーから3バックでのウイングバックまで器用にこなし、韓国代表に必要な能力を備えている。特に2025-2026シーズンには計10ゴールを記録し、得点力まで取り戻した。ワールドカップを前に、セルティックとの契約を2030年まで延長する成果を上げている。

ヤン・ヒョンジュン
ヤン・ヒョンジュン(写真提供=OSEN)

オム・ジソンもペ・ジュノと同じチャンピオンシップの舞台でプレーしている。世代別代表の時代からエースとして認められており、イ・ジョンヒョ監督が率いていた光州(クァンジュ)FCでも若くして主力として活躍した。抜群のスピードに両足を巧みに操るシュート力など、ソン・フンミンを彷彿とさせる長所を持っている。

2024年夏にスウォンジー・シティへ移籍して以降、継続して試合に出場し、高いレベルのパフォーマンスを維持してきた。2002年生まれのコンビであるヤン・ヒョンジュンとオム・ジソンは、ともに一発の決定力を秘めているだけに、先輩のファン・ヒチャンとともにゲームチェンジャーとしての役割を果たす可能性が高い。

オム・ジソン
オム・ジソン(写真提供=OSEN)

手薄な左ウイングバックに期待される若手台頭

イ・テソクは24年前の2002年日韓ワールドカップに出場した父イ・ウルヨンに続き、親子2代で栄光の舞台に立つ喜びを噛み締めることになった。

日韓大会の1カ月後に生まれたイ・テソクは、父親と同じく左利きのサッカー選手として成長し、同じポジションを務めるようになった。ホン・ミョンボ現監督によって代表に初招集され、2025年夏にオーストリアへ進出し、所属クラブで中心選手としての地位を確立した。

イ・テソク
イ・テソク(写真提供=OSEN)

イェンス・カストロップは韓国代表初のドイツ系選手だ。ドイツ生まれで韓国人の母親を持つカストロップは、ドイツの世代別代表を渡り歩き、将来のドイツ代表の一員として期待を集めていた。

しかし、母親から受けた文化的影響もあり、最終的に韓国代表を選択。2025年9月から韓国代表としてプレーしている。複数のポジションをこなせるが、所属クラブで左ウイングバックを務めて圧倒的なパフォーマンスを披露し、ブンデスリーガでも屈指の選手へと上り詰めた。

カストロップ
イェンス・カストロップ(写真提供=OSEN)

イ・テソクとカストロップは、韓国がワールドカップで善戦するための最も重要なピースである。確実な左サイドバックの戦力を固定できないまま本大会へ臨むなか、2人の競争力がチームのパフォーマンスに直結せざるを得ない。

韓国代表は北中米ワールドカップ本大会でグループAに入った。試合はすべてメキシコ国内で行われ、6月12日にチェコ(グアダラハラ)、19日にメキシコ(グアダラハラ)、25日に南アフリカ(モンテレイ)の順に対戦する。

●サッカーコラムニスト、ソ・ホジョン記者

(記事提供=時事ジャーナル)

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