元AV女優との密会報道でグループ脱退の韓国男性アイドル、疑惑報じた記者が在宅起訴も「復帰」への道が険しい理由

2026年06月10日 話題 #アイドル
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日本の元AV女優との「密会」疑惑によって韓国男性グループTHE BOYZを離脱したチュ・ハンニョンに、予想外の展開が訪れている。

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彼の芸能活動に致命的なダメージを与えた性売買疑惑。その疑惑をスクープした記者が、虚偽報道による名誉毀損の疑いで在宅起訴されたのだ。

これを受けて、ファンの間では当然のように「チュ・ハンニョンはTHE BOYZに戻れるのか」という復帰への期待も膨らんでいる。しかし、事態はそれほど単純ではない。

疑惑自体は覆りつつある。だが、彼が戻るべきTHE BOYZもまた、所属事務所との間で契約トラブルの渦中にあるためだ。

チュ・ハンニョン
チュ・ハンニョン(写真提供=OSEN)

司法の場に移された名誉毀損の波紋

韓国メディア『京郷新聞』の報道によると、ソウル西部地検は、チュ・ハンニョンの性売買疑惑を報じたチェ記者を情報通信網法上の名誉毀損容疑で在宅起訴した。

問題の端緒となったのは、昨年6月にネット上に掲載された記事だ。その記事では、チュ・ハンニョンが昨年5月に明日花キララと東京の酒席で同席し、性売買を行ったという趣旨の内容が報じられた。

この報道は、彼のイメージに決定的な打撃を与えた。

報道と同日、当時の所属事務所ONE HUNDREDレーベルは「最近、チュ・ハンニョンが私生活イシューに関与した」とし、「アーティストとして信頼を維持することが難しい状況」と説明。チュ・ハンニョンのグループ脱退と専属契約の解除を発表した。

チュ・ハンニョンは翌日、自身のインスタグラムに直筆の手紙を投稿し、「知人とともに酒席に同席したことは事実だが、性売買やいかなる違法行為も一切していない」と疑惑を真っ向から否定した。

ここで見落としてはならないのは、酒席への同席と、性売買に及んだことは完全に別問題であるという点だ。

今回、検察は記事の根幹をなしていた性売買疑惑の報道について、虚偽事実を摘示した名誉毀損に該当すると判断した模様だ。『京郷新聞』によれば、チェ記者は記事内で「複数の芸能関係者」による証言を根拠としていたものの、警察の取り調べでは噂話以外の客観的な証拠を提示できなかったという。

さらに、チェ記者の記事には「所属事務所が具体的証拠を提示すると、チュ・ハンニョンが性売買を認めたと伝えられた」という趣旨の記述もあった。しかし、ONE HUNDREDの関係者への調査により、この部分も事実無根であったことが判明している。

無論、まだ記者が起訴された段階であり、法廷で有罪が確定したわけではない。記者側は警察の調べに対し「性売買疑惑が虚偽事実だとは知らなかった」と供述しているとされる。

それでも、チュ・ハンニョンを性売買に絡むアイドルとして印象付けた疑惑の報道が、司法の場で審理される段階に進んだ意味は極めて大きい。

チュ・ハンニョン
チュ・ハンニョン(写真提供=OSEN)

浮上するグループ復帰への期待と現実

ファンが「THE BOYZに戻れるのでは」と期待を寄せるのはごく自然な流れだ。

チュ・ハンニョンは当時、スクープからまもなくしてグループを離れ、契約を解除された。

ONE HUNDRED側は「信頼関係を維持することが難しい」と説明したのに対し、チュ・ハンニョン本人はその後に「グループを脱退した事実はなく、専属契約解除にも同意していない」と主張した。

当時、彼は「解除事由が存在しないにもかかわらず、解除事由があるかのように見せかけられた」と訴え、会社側から20億ウォン(約2億円)を超える損害賠償を請求されたとも明かしていた。これを受けて ONE HUNDREDは、チュ・ハンニョンの主張を「一方的な虚偽の主張」と切り捨てて対抗した。

要するに、チュ・ハンニョンは自身が脱退に合意していないと訴え、事務所は契約解除は正当な措置だと主張して、双方の意見は真っ向から対立していた。そこへ、疑惑を報じた記者が虚偽報道の疑いで起訴されたのである。

そうなると、「では、彼を追い出した根拠は何だったのか」という疑問が生じるのは避けられない。

事実、チュ・ハンニョン自身は騒動の当初から、性売買や違法な行為を一貫して否定し続けていた。明日花キララも当時、金銭を受け取って性行為に及んだことは人生で一度もなく、今回も同様であると説明していた。さらに、韓国国内で告発された性売買疑惑についても、警察は「インターネット記事に基づいた告発で、捜査を開始する具体的な理由や状況が不十分」として不送致の決定を下している。

ここまでの経緯だけを追えば、チュ・ハンニョンの名誉回復は一気に加速するように思われる。

グループ本体を揺るがす泥沼の契約紛争

しかし、問題はここからさらに複雑な様相を呈する。

仮にチュ・ハンニョンがTHE BOYZへの復帰を希望したとしても、受け皿となるグループ自体が安定した状態にあるわけではない。

現在、THE BOYZは所属事務所であるONE HUNDREDレーベルとの間で契約紛争のただ中にある。

ニューを除くTHE BOYZのメンバー9人は今年2月、精算金の未払いや信頼関係の破綻を理由に、ONE HUNDRED側へ専属契約の解除を求める内容証明を発送した。その後、裁判所はメンバーらが申し立てた専属契約効力停止の仮処分を認める決定を下している。

THE BOYZ
THE BOYZ(写真提供=OSEN)

一方のONE HUNDRED側も、この決定に強く反発している。

同社は、THE BOYZのメンバー11人全員に対して、1人あたり15億ウォン(約1億5000万円)、総額165億ウォン(約16億5000万円)に上る専属契約金を支払ったと主張。これは将来の収益から差し引かれる前払い金であり、アーティスト側の主張通りに契約が解除されるのであれば、残りの契約期間に応じた金額を会社へ返還すべきだという立場をとっている。

メンバー側は契約違反と信頼関係の崩壊を訴え、会社側は巨額の契約金と契約上の義務を主張する。すでに双方の溝は、単なる活動方針の不一致ではなく、法的・金銭的トラブルへと発展しているのだ。

メンバーのヨンフンは5月20日、バラエティ番組『生存王2』(原題)の記者懇談会において、事務所との問題について「会社の問題が多いが、先が見えず、もどかしい気持ちが大きかった」と心中を吐露した。また、「これから自分が活動をうまく続けていけるのか」「ファンに会えるのか」といった不安を抱えていたことも明かしている。

この発言からも、THE BOYZのメンバーたちが今後の活動継続に対して強い危機感を抱いていた状況が浮き彫りになる。

すなわち、チュ・ハンニョンの疑惑が晴れつつあるとしても、彼が帰るべきグループの基盤そのものが大きく揺らいでいるのが実情なのである。

事務所の疑惑と険しい復帰への道のり

さらに事態をややこしくしているのが、ONE HUNDREDレーベル自体をめぐる別の疑惑の存在だ。

MBCの調査報道番組『PD手帳』は6月2日、「MCモンと会長のK-POP営業秘密」というテーマで、ONE HUNDREDとその系列会社における精算金未払い疑惑、不透明な資金の流れ、そしてMCモンやチャ・ガウォン会長を巡る様々な疑惑を特集すると予告した。

同番組は、THE BOYZだけでなく、イ・ムジン、EXOのベクヒョン・チェン・シウミン、VIVIZ、イ・スンギらも契約解除や効力停止を求めている現状に焦点当て、ONE HUNDREDの急激な事業拡大のプロセスや資金運用の実態を徹底追及する構えを見せている。

ここで留意すべきは、これらはあくまで番組側が取材・検証を行う「疑惑」の段階であり、すべての内容が事実として確定したわけではないという点だ。

しかし、ONE HUNDREDをめぐる契約や精算をめぐるトラブルが多数のアーティストに波及している事実は、チュ・ハンニョンの復帰問題を考察する上で見過ごせない背景となっている。

チュ・ハンニョンは以前から、ONE HUNDREDが自身を一方的にグループから追い出したこと、そして一連の性売買疑惑報道の裏には黒幕が存在することを主張してきた。警察は、彼の告訴状に記された「氏名不詳の所属事務所関係者」がONE HUNDREDのチャ・ガウォン会長ではないかとみて捜査を行ったものの、共謀の証拠を掴めず不送致とした。検察もその捜査記録を精査した結果、再捜査の要請は行わなかったと報じられている。

それでも、疑惑の引き金となった記者が起訴され、THE BOYZ本体はONE HUNDREDと激しい契約紛争を展開しており、さらに会社そのものも複数の不祥事疑惑に晒されている。この状況こそが、チュ・ハンニョンの「復帰できるのか」という問いを、よりいっそう難解なものにしていると言える。

チュ・ハンニョン
チュ・ハンニョン(写真提供=OSEN)

チュ・ハンニョンにとって、疑惑を報じた記者の在宅起訴は大きな転換点である。

彼を不名誉な疑惑の渦中に巻き込み、グループ離脱へと追い込んだ報道の真偽が、ついに司法の場で白黒つけられる段階へと入った。騒動の当初から一貫して無実を訴えてきた彼にとって、名誉を挽回するための極めて重要な局面を迎えている。

だからこそ、ファンの間でTHE BOYZへの復帰を望む声が高まるのは至極当然のことだ。重い疑惑によって奪われた居場所を、その疑惑が崩壊しかけている今、再び取り戻してほしいと願うのは必然と言える。

しかし、復帰への道のりは平坦ではない。

本人は脱退に同意していないと主張する一方で、事務所は契約解除の正当性を訴えてきた。その上、肝心のTHE BOYZ本体も、現在はONE HUNDREDとの契約紛争の渦中にある。

疑惑報道の真実がどこにあるのかは、今後の裁判を通じて明らかになっていだろう。だが、その裁判の先にTHE BOYZへの復帰という道が開かれるかどうかは、まったくの別問題である。

チュ・ハンニョンの名誉回復と、THE BOYZへの復帰。その二つの間には、本人、グループ、そして事務所の間に生じた複雑な確執と、現在も激化している契約紛争が横たわっている。

(記事提供=スポーツソウル日本版)

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