K-POP屈指の大手事務所であるHYBEが擁する女性アイドルグループにおいて、再び懸念される事態が発生した。
LE SSERAFIMに所属するチェウォンの復帰がアナウンスされた翌日のこと、ILLITのモカが再び表舞台から離れることが明らかになった。
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ILLITが所属するBELIFT LABは6月19日、モカがしばらくの間、すべての活動を中断し、健康回復に専念すると発表した。
同事務所によると、「モカは4thミニアルバムのカムバック準備過程から、過度な緊張感と不安症状により、治療と回復を並行してきた」という。
ファンに会いたいという本人の確固たる思いから、最終週の音楽番組へ限定的に出演したものの、完全に元気になるためには、さらに腰を据えた静養が不可欠だと結論づけた。本人や他のメンバーとの間で入念に協議を重ねた結果、今回の休止に至ったとのことだ。
ILLITは当分の間、4人のメンバーで活動を展開していくことになる。
当然ながら、まずは何をおいてもモカ自身の健康状態が良くなることが第一である。
それにもかかわらず、今回の休養が周囲に大きな衝撃を与えている背景には、彼女が前回の離脱から戻ってきて間もないという事情がある。
モカは4月下旬より体調不良を理由に一度活動を止めていたが、5月29日になって音楽番組の最終週のステージから合流を果たしていた。
しかしながら、その際も様子を見ながらの対応が取られており、6月6日に開催された「Weverse Con Festival」は、レッスンの受講が困難だったという事情から出演を見送っていた。
要するに、最初から万全な状態での再開というよりは、様子を伺いながらの段階的な復帰であったと捉えられる。
そうした中でモカが再び休止を余儀なくされた。ファンにとっては、胸をなでおろした直後に突きつけられた、痛切な一報となった。
とりわけ際立っているのが、この発表がLE SSERAFIMのチェウォンによる復帰アナウンスの翌日にもたらされた点だ。
LE SSERAFIMが所属するSOURCE MUSICは6月18日、ファン向けのコミュニティプラットフォームを通じて、首の痛みによって休養していたチェウォンがスケジュールに戻ることを伝えた。
事務所側は、チェウォンが適切な処置と療養によって体調を整えてきたと説明し、「健康状態が改善したため、来週から予定されているスケジュールに参加する予定」と表明した。
グループにとっても、彼らを支える人々にとっても、非常に喜ばしい一報であった。
ところが、その翌日には一転してILLITのモカの休止がアナウンスされた。ひとつの懸念が解消されたと安堵した途端、また別のところで新たな問題が持ち上がった形である。
あるメンバーが戦列に復帰したかと思えば、別のメンバーが休む。あたかもそのようなサイクルが巡っているかのような印象を与える。
むろん、チェウォンが抱える首の痛みと、モカが見せる極度の緊張や不安といった症状を同じように扱うことは不適切だ。身体的な不調と精神的な負担では状況が異なり、外部の人間がその要因を決めつけることは不可能である。
とはいえ、HYBEを牽引する女性グループの中心的な存在が、相次いで体調悪化による離脱や復帰を繰り返している事実は否定できない。
LE SSERAFIMはハードなダンスと明確な世界観を武器に存在を確立してきた。対してILLITも、同社が送り出す次なる世代の女性グループとして、多大な注目を一身に集めている。
いずれも高い人気を誇るからこそ、構成員が1人欠けるだけでもその影響は多大に見える。それはパフォーマンスのクオリティや宣伝活動、ひいてはファンの動揺に直結するためだ。
HYBE系列の女性グループが抱える懸念は、決してメンバーの体調面だけにとどまらない。
NewJeansに関する一連の騒動も、いまだに払拭しきれない暗雲を漂わせている。ADORとNewJeansの元メンバーであるダニエル側は、現在も損害賠償請求の裁判で争っており、ダニエル側は高額な訴訟を起こされたことが、実質的に活動を狭める要因になっていると言い立てている。
NewJeansが直面している課題は、チェウォンやモカの身体的・精神的な不調とは本質的に異なるものだ。しかし、HYBE所属の女性アイドル全体を俯瞰すると、LE SSERAFIM、ILLIT、NewJeansという主軸の3グループに、形を変えたトラブルやリスクが相次いで発生しているように見えてしまう。
さらにILLITに関しては、NewJeansとの対比や類似性の指摘といった問題が長期にわたり燻り続けてきた。直近では、元ADOR代表のミン・ヒジンによるHYBE側への訴えがすべて退けられ、BELIFT LAB側が制作した反論動画に関する一件でも嫌疑なしの結論が出たと報じられている。
法律上の結論が出たからといって、支持層や一般の心理的なわだかまりが直ちに解消されるわけではない。ILLITはデビューして以降、優れた実績や注目度を誇る反面、他者との比較や様々な議論に幾度となく翻弄されてきた経緯がある。
そのような状況下で、モカが体調の悪化により再びグループを離れるという事態が重なってしまった。
圧倒的な人気を誇るからこそ、マイナスの側面も注視されやすい。メンバー1人の復帰が世間を賑わせる一方で、1人の戦線離脱もまた重大なニュースとして扱われる。裁判やメディアを通じた応酬も、世間の注目を集めるグループであればあるほど、その影響は深刻なものとなる。
チェウォンが復帰を果たした翌日に、モカが再度の休養に入る。これは単なる偶然の巡り合わせにすぎないが、HYBEの女性グループを包むどこか不安定な情勢を物語るような展開にも映る。
何はともあれ、モカの体調快復が最優先事項だ。強いて舞台へ戻ろうとするのではなく、心身を休めて、改めてファンの前に元気な姿を見せられる状態へ整えることが最重要である。
しかしながら、HYBEの女性グループが破竹の進撃を続けるその陰で、所属するメンバーへの重圧や、膨大な期待がもたらす脆さが浮き彫りになりつつあるようにも感じられる。
(記事提供=スポーツソウル日本版)
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