韓国で北中米ワールドカップ早期敗退の後遺症が広がる中、サッカー解説者のパク・ムンソン氏がホン・ミョンボ監督の辞任記者会見を「無理やり謝罪させられているような印象」と批判した。
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6月29日、パク・ムンソン氏はCBSラジオの番組『パク・ソンテのニュースショー』に出演し、同日ホン監督が辞任記者会見で発表したコメントについて「最高のメンバーで最悪のワールドカップを戦ったのだから、辞任の発表が昨夜(未明)になされていなければ、さらに大きな反発が起きていただろう」と述べた。
これに先立ちホン監督は29日未明(日本時間)、メキシコ・グアダラハラのベースキャンプ地で記者会見を開き、「韓国サッカーを愛し、いつも代表チームを応援してくださった国民の皆様に心からお詫び申し上げる。本日、代表監督の座から退く」と辞任する意向を表明した。
ホン監督は「国民の皆様が期待されていた結果を最後までお見せすることができなかった。その責任はすべて監督である私にある」としながらも、「すべての判断が常に正しかったとは言えないが、すべての判断の基準だけはいつも韓国サッカーだった」と語った。ホン監督は90秒ほどコメントを読み上げた後、個別の質疑応答の時間を設けることなくその場を立ち去った。
これについてパク・ムンソン氏は、ホン監督が今回のワールドカップでの不振に対し戦術や試合運用の面での原因を説明せず、「責任を取る」という趣旨の発言にとどめたことについて「自分に大きな非はないが、謝れと言われたから謝っているような印象を受ける」と指摘した。
また、パク・ムンソン氏は韓国代表が決勝トーナメント進出を逃した原因を「戦術的な怠慢」と分析した。南アフリカ代表の監督は韓国のプレースタイルを分析し、それに合わせた戦術を展開したのに対し、韓国代表は相手の戦術分析や連動した試合の組み立てを行うことなく、選手個人のスキルに頼るばかりだったという。
パク・ムンソン氏は、ホン監督が戦術構築よりも選手のメンタル管理に強みを持つ監督であるため、補完策として戦術のみを担当するポルトガル出身のジョアン・アロソコーチを招いたものの、アロソコーチも目立った役割を果たせなかったようだと皮肉った。
続いて同氏は、韓国代表と、決勝トーナメント進出を果たした日本代表の成長スピードの差についても言及した。パク・ムンソン氏は「1990年代まではサッカーにおいて日本は韓国にとって何者でもなかった」とし、「日本の成長は、30年間にわたり優れた選手や監督を育成するために、一貫して努力を続けてきた結果だ。その間、我々は右往左往してばかりだった」と批判した。
そして、選挙制度などの構造的な問題により、韓国サッカー協会(KFA)が成長の原動力や競争を欠いた、いわゆる「ぬるま湯組織」になっていると分析した。
パク・ムンソン氏は「サッカー協会は、支持を得られなければ会長の座を追われるとか、監督を続けられないといった危機感がない。競争のない組織だ」とし、「サッカー協会の主流派にコネを作ったり、そこに属していなければ何一つできないという『欲望のカルテル』が存在する」と主張した。
特にパク・ムンソン氏は、サッカー協会の会長を選ぶ選挙人団の数が200人に満たないほど少なく、民意が正しく反映されにくい点を強調し、協会のチョン・モンギュ会長が多くの批判を浴びる中でも、前回の4選目を決めた選挙で86%の賛成票を得た事実に触れた。
パク・ムンソン氏は「現在の会長選挙は200人ほどの選挙人団を構成して行われる。体育館選挙のようなものだ」とし、「会長になるために、サッカー界全体に顔を立てる必要はなく、そのわずかな身内にだけ気に入られればいい」と声を荒らげた。
そして、「現在、サッカー協会の上位機関である大韓体育会が、すべてのスポーツ団体の会長選挙における枠組みを広げるための検討を行っている」とし、「選挙人を増やすという方向性にはほぼ全員が同意しているが、どこまで、誰に、どのように広げるかについて議論が交わされている段階だと聞いている。そうした方法で、多くの関係者の民意を反映できる形に変えてこそ、競争が生まれ、良い結果につながるのではないか」と言い添えた。
(記事提供=時事ジャーナル)
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