ロサンゼルス・ドジャースに所属する大谷翔平が第2子の誕生を発表した一件は、韓国国内でも多くのメディアによって報じられた。
しかしながら、現地で関心を集めたのは、お祝いの雰囲気だけに留まらなかった。
日本のインターネット上の一部で、大谷夫妻による連続での出産に対して否定的な意見が上がっている事実を、韓国メディアはクローズアップしていたのだ。
大谷は先日、自身のSNSで新たな家族の誕生を公表した。2025年4月に最初の子供が生まれており、今回の慶事はそれからおよそ1年2カ月が経過したタイミングであった。
この発表に対して、地球規模で多くの野球ファンからお祝いの言葉が届けられた。その一方で、日本国内の一部のネット掲示板やSNSにおいては、予想外の論争が巻き起こっている。
次の子どもが生まれるまでのスパンに関し、「早すぎる」「妻の体を考えていない」という手厳しい指摘が噴出した。
こうした日本国内のやり取りは、隣国である韓国でも注視されている。
韓国メディア『スターニュース』は、「“1年2カ月でまた妊娠?” 大谷の第2子出産に向けた日本の“年子”批判が爆発! “産婦の体を考えないのか”」という見出しの報道を行った。
同紙は「メジャーリーグ、LAドジャースの“スーパースター”大谷翔平が最近, 第2子誕生を知らせたなか, 日本現地で思いがけない“年子出産”論争が起き、熱いイシューになっている」と報じている。
さらに、非難の焦点が短い期間での出産に伴う母親の体調面にあると分析し、日本のデジタル空間における「第1子を産んでそれほど経っていないのに、再び妊娠と出産を繰り返すのは、産婦の心身に大きな負担を与える行為」「大谷が妻の体をまったく考えていないのではないか」という書き込みを引用した。
同じ日に『マネートゥデイ』も、「“1年余りでまた妊娠? 妻の体を考えて”…大谷の第2子ニュースに時ならぬ“年子論争”」とのタイトルで記事を配信。大谷にまつわるおめでたい話題について「世界の野球ファンから祝福が相次ぐなか、肝心の日本のオンラインコミュニティなどでは大谷を批判する書き込みが多数作成された」と説明し、一部で見られる否定的な意見にスポットを当てた。
その一方で、妻の真美子さんがかつてスポーツ選手として活動していた点や、家族の選択に対して外野が過剰に介入すべきではないとする反論の声もあわせて掲載している。
「“妻がかわいそう”…MLBスター大谷、第2子出産に非難が殺到した理由は?」という見出しでニュースを伝えたのは芸能メディア『セレブメディア』。大谷によるお披露目の内容を伝えた後、日本のSNS上で「出産後すぐに妊娠しなければならないなら、いくら大谷でも結婚したくない」といった趣旨の意見が共感を集めている状況を解説した。
加えて記事内では、大谷が高校時代に記した将来の設計図についても言及している。彼が高校生の時に作った目標シートには、26歳で最高峰の舞台での制覇と入籍、28歳で最初の子ども、31歳で次の子どもを授かるという予定が刻まれていたとされる。
同メディアは、現実として彼が31歳で次の子どもを迎えたことから、「妻の健康を考慮せず、計画を実践しようとしたのではないか」という見方まで浮上していることを伝えた。
けれども、こうしたネガティブな捉え方に対抗する意見も同時に記述している。
「このような視点こそ女性を受動的に見る視点だ」「他人の家庭事情に過度に干渉している」「一度に育児をしようと、最近はあえて年子で産むケースもある」といった、夫妻の立場を思いやる擁護のコメントが寄せられていることを紹介した。
韓国メディア『インサイト』においても、「“妻の体を考えないのか”大谷の第2子出産に怒った日本人たち、なぜ?」というタイトルのもと、日本国内で沸き起こっている賛否両論を報じた。
同紙は、大谷に新たな命が誕生するというおめでたいニュースが届いた反面、「母国である日本のオンライン空間では、見当違いの非難世論が起き、論争が拡散している」と言及した。
着目すべきは、韓国の報道各社が比較の対象として、サッカー日本代表の長友佑都と平愛梨夫妻のケースを引き合いに出している点である。
先述の『スターニュース』は長友夫妻を取り上げ、2017年の入籍以降、2018年2月に第1子、2019年8月に第2子、2021年4月に第3子、2023年4月に第4子の男児が誕生した履歴を説明。夫の所属クラブ変更に伴う渡欧などが重なる環境下で、多くの子宝に恵まれた家庭の先例として位置づけている。
『マネートゥデイ』や『インサイト』も同じように長友夫妻の事例を挙げており、大谷の家庭に関する論争が、短いスパンでの出産や子だくさんな他の著名人家族の話題にまで波及している様子を伝えた。
一連の韓国メディアの記述に一貫しているのは、大谷の慶事に対する日本の一部での受け止められ方を、一般的な意見の対立ではなく、「時ならぬ論争」「思いがけない批判」「無理筋の論争」といった風に、突飛なハプニングとして扱っている点だ。
本来であれば歓迎されるべき報告に対し、パートナーの健康や連続した出産への文句が出ている現象そのものを、非常に珍しいインターネット上のトラブルと捉えている。
このような日本を発端とする話題は、韓国のネット住民の間でも様々な議論を呼んでいる。
韓国の一部のネットユーザーは、大谷が学生時代の計画シートに「31歳で第2子」と記載していたとされる部分に着目し、「自分の体で実行することではない出産まで、なぜ計画に入れていたのか」と懐疑的な見方を示した。前の出産からの間隔が短い点に関しても、「体の回復途中だったのではないか」と妻側の心身の疲弊を心配するコメントが見られた。
もっとも、世論は一様ではない。その他の人々からは、「夫婦が相談して決めたことかどうか、第三者にはわからない」「他人の家庭のことに口を出しすぎだ」「女性を自分で判断できない存在のように見る視線こそ問題だ」といった反対意見も表明されている。
要するに韓国のウェブ上でも、母親の健康を慮るスタンスと、二人のプライベートな選択に周囲が干渉しすぎであるとするスタンスが対立している状況である。
大谷個人にとって、第2子の誕生はプライベートの重大な転換点であり、シーズンを戦う上でのポジティブなニュースでもある。そのお祝いの影で発生したインターネット上の一部による過度な反応も含めて、韓国の報道陣は日本のトップスターに対する動向として関心を寄せていた。
(記事提供=スポーツソウル日本版)
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