ホン・ミョンボ監督に「出ていけ」「消え失せろ」と罵詈雑言を浴びせた韓国サッカーファンは、ソン・フンミンに「愛してる」と叫んだ。
【写真】「出ていけ!」「謝罪しろ」韓国市民、ホン・ミョンボに罵詈雑言の嵐
7月1日、ソン・フンミンをはじめとした韓国代表数選手が仁川国際空港を通じて帰国した。
この日帰国したのはソン・フンミン、イ・ジェソン(マインツ)、キム・スンギュ(FC東京)、ソン・ボムグン(全北現代モータース)、オム・ジソン(スウォンジー・シティ)、イ・ドンギョン(蔚山HD FC)、キム・ジンギュ(全北現代モータース)、イ・ハンボム(ミッティラン)、イ・テソク(アウストリア・ウィーン)、イ・ギヒョク(江原FC)、ペ・ジュノ(ストーク・シティ)、チョ・ウィジェ(全北現代モータース)、カン・サンユン(全北現代モータース)らだ。
ホン・ミョンボ監督が率いた韓国代表は北中米ワールドカップでグループステージ敗退に終わった。前回の2022年カタール大会に続く決勝トーナメント進出を目指したが、メキシコ、南アフリカ、チェコと同居したグループAを1勝2敗の3位で終了。各組3位の成績上位8チームにも入れず、出場国が48カ国に拡大された今大会を最終順位34位で去ることになった。
韓国代表は先月25日のグループ最終節で南アフリカに敗れた後、別グループの試合結果を待つためにメキシコ・グアダラハラのベースキャンプ地に残り続けた。だが、ベスト32への道は開かれず、ホン・ミョンボ監督は29日にメキシコで辞任を表明した。
その後、チームは一度の全員が帰国せず、数人のグループに分かれて韓国へと向かった。前日の6月30日には、ホン・ミョンボ前監督をはじめチョ・ヒョヌ(蔚山HD FC)、キム・ミンジェ(バイエルン・ミュンヘン)、ファン・インボム(フェイエノールト)、ファン・ヒチャン(ウォルヴァーハンプトン)、ペク・スンホ(バーミンガム・シティ)、キム・ムンファン(大田ハナシチズン)、イ・ガンイン(パリ・サンジェルマン)、ソル・ヨンウ(ツルヴェナ・ズヴェズダ)、オ・ヒョンギュ(ベシクタシュ)が先に入国した。
W杯敗退を受けて国内では殺害予告性のある投稿が上がり、街中には「ホン・ミョンボ出入り禁止」といった張り紙を掲げる飲食店も出た。李在明(イ・ジェミョン)大統領は自身のX(旧ツイッター)で「無能な人間を指揮官に選べば、結果は火を見るより明らかだ」と批判し、代表OBの中にはSNSの生配信コンテンツで「ホン・ミョンボ、出ていけ!」と叫ぶ者もいた。
結局、韓国代表は公式な帰国行事を中止に。仁川警察庁は不測の事態に備えて空港に警察官160人を配置した。ホン・ミョンボ前監督らが帰国したのは朝4時だったが、現場にはサッカーファンやユーチューバーら数百人が殺到した。
そして、ホン・ミョンボ前監督が姿を現すと、一部のファンは「韓国サッカーは死んだ」「ホン・ミョンボ、アウト」「韓国サッカーを台無しにした」「謝罪しろ」「(年俸)20億ウォンを吐き出せ」「韓国から消え失せろ」と叫んだ。太鼓を激しく鳴らし、韓国サッカー協会の遺影写真や「韓国サッカーは死んだ」と書かれた横断幕を掲げた。
別のファンは「ホン・ミョンボ!金を吐き出して出ていけ!サッカー協会完全解体」と書かれた幕を掲げた。その幕には、ピノキオのように鼻が伸びた風に加工されたホン・ミョンボ前監督の画像も載っていた。ホン・ミョンボ前監督らは何も語ることなく空港を後にした。
今回、7月1日に帰国した選手たちも多くを語らなかった。キャプテンのソン・フンミンも個別のインタビューに応じることなく、ファンに軽く挨拶を交わした後に空港を去った。ほかの選手たちも報道陣の質問には答えずに移動した。
空港には早い時間から選手たちを待つファンの姿もあった。ファンはソン・フンミンをはじめとする選手たちに拍手を送りながら応援のメッセージを伝え、一部の選手はファンのサインや写真撮影の求めに応じ、感謝の意を示した。ただ、「一生行こう!」「ソン・フンミン、サランヘ(愛してる)!」といった声援を受けても、グループステージ敗退の悔しさは簡単には拭えなかった。
ソン・フンミンをはじめとする選手たちは、沈黙の中でファンの声援を受けながら帰国日程を終えた。失敗に終わったワールドカップの重みは、監督と選手双方に重くのしかかったままであった。
(記事提供=OSEN)
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