22歳K-POPアイドル発言の“韓国版2ちゃん言葉”疑惑に政界も反応、指摘飛び交うドロ沼に「方言に思想検証」「南朝鮮の紅衛兵か?」

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韓国政党「祖国革新党」の前代表であるチョ・グク氏が、K-POPガールズグループメンバーの「ムソンノ(怖いノ)」発言をめぐって“イルベ見分け方”を提示したことで論争が激化している。

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これに対し、政治圏からは「レッテル貼り」「紅衛兵」といった鋭い反応が寄せられ、チョ・グク氏を強く批判している。

チョ・グク氏は7月5日、自身のフェイスブックに「廬武鉉(ノ・ムヒョン)大統領を揶揄する目的で、イルベが文末に“ノ”を付けて使用していることを擁護し、釜山(プサン)や嶺南(ヨンナム)地方でもそのように使うと言う人々がいる」としたうえで、「私の観察では、イルベは標準語の後ろに機械的に“ノ”を付けて使用している」と主張した。

チョ・グク
チョ・グク氏(写真提供=OSEN)

イルベとは、“韓国版2ちゃんねる”と呼ばれる極右傾向のオンラインコミュニティ「日刊(イルガン)ベスト貯蔵所」の略語だ。チョ・グク氏は「ソウルの人」「イルベ」「釜山の人」に分類したうえで、それぞれ疑問の終結語尾を異なって使っているとし、イルベの利用者だけがすべての疑問形に「ノ」を付けると指摘した。

さらに「嶺南地方の方言の疑問文において、“ナ”と“ノ”は区別されて使われる。“ナ”ははい、いいえを確認するときに使い、“ノ”は具体的な状況の説明を求めるときに使う」と説明した。慶尚道(キョンサンド)では通常、「ノ」を付ける状況が区別されているが、現在論争になっているアイドルの発言はこれに該当しないという趣旨だ。

チョ・グク氏がいわゆる「“ノ”見分け方」の投稿をしたのは、最近、慶尚南道巨済(コジェ)出身でK-POPガールズグループRESCENE(リセンヌ)の韓国人メンバーであるウォニ(22)が、YouTubeコンテンツで「ムソンノ(怖いノ)」と発言したことを狙ったものとみられる。

コンテンツ内でウォニは、制作陣が先に「何だ、ムソンノ」と言うとそれを真似した。その後、コメント欄やオンラインコミュニティ、SNS上で、この表現が「イルベ式の嫌悪表現だ」とする立場と、「巨済出身の慶尚道方言に過ぎない」という主張が衝突した。

ウォニ
ウォニ(写真提供=OSEN)

そこにチョ・グク氏が参戦したことで、攻防は政治圏へも飛び火した。他陣営の議員らは、チョ・グク氏の主張を批判し始めた。

野党「改革新党」のイ・ジュンソク代表はフェイスブックを通じて、「慶尚南道巨済出身の22歳のアイドルが、故郷の言葉で“ムソンノ”と言ったという理由でイルベのレッテルを貼られた」とし、「2019年に竹槍を持とうと言っていた方が、今日は言葉の語尾一つで思想を検証しようとしている」と一喝した。

イ・ジュンソク代表は「若い世代の一部で“ノ”がミームになったこと自体が、廬武鉉大統領の姓と、あの方が生涯使われた慶尚道方言を結合して作られたものだ」とし、「しかし、ミームを作った人々を非難するからといって言葉を根こそぎ抜いてしまえば、慶尚道方言は本当にその人たちだけが使える言葉になってしまう。それこそがイルベが最も望んでいた勝利だ」と述べた。

野党「国民の力」のナ・ギョンウォン議員もフェイスブックにチョ・グク氏の発言を共有し、「全体主義の紅衛兵を見ているようだ」と批判した。続けて「思想や方言まで裁定され、スターバックスにも行けず、方言もまともに使えない検閲社会、南朝鮮(北朝鮮におけるかつての“韓国”の呼び方)になっていくな。ムソンノ」と書き込んだ。

ナ・ギョンウォン
ナ・ギョンウォン議員(写真提供=OSEN)

同党のユン・サンヒョン議員も「日常的に使う感嘆形や独り言の文脈の方言までも、機械的にイルベの表現だとレッテルを貼る姿には驚きを禁じ得ない」と述べた。

ユン・サンヒョン議員はチョ・グク氏に向けて「これが果たして公党を率いた政治指導者のすることか」とし、「方言一言に思想検証の物差しを当て、大衆を二分するやり方に深い幻滅を覚える」と直撃した。

(記事提供=時事ジャーナル)

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