K-POPの「第〇世代」とは何を指すのか?デビュー年だけではない、時代を整理する“ラベル”の役割

2026年07月08日 K-POP #アイドル
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K-POPにおける「世代分け」は、いったい誰が決定しているのか。このような素朴な疑問を口にしたのが、2PMのJun.Kだ。

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先月末にYouTubeで配信されたコンテンツ「トクパプチプ」において、東方神起のチャンミン、2AMのチョ・グォン、2PMのJun.K、GOT7のJAY Bが、K-POPの世代論を展開する場面が見られた。

その中でJun.Kは、東方神起と自らの所属する2PMが同一の「第2世代」に位置づけられている現状に違和感を表明した。

「東方神起は第2世代じゃないですか。でも僕たち2AM、2PMも第2世代んです」。そのように切り出したJun.Kは、東方神起の方がはるかに早くデビューしている事実に触れ、「僕たちは2.5世代くらいじゃないか」と笑顔を交えながら語った。

チャンミンもまた、「そもそも、その世代は誰が分けているのか」と疑問を呈している。それぞれのデビュー時期は、東方神起が2003年、2PMが2008年である。

当然ながら、これは深刻な問題提起というわけではなく、先輩と後輩の間で交わされたユーモア混じりの雑談に近い。しかし、その一言は、K-POPファンの間で長きにわたり議論されてきた核心を突いている。

K-POPにおける世代分類の基準と歴史

それでは、K-POPで使われる「第〇世代」という言葉は、具体的に何を指し示しているのだろうか。

白石芸術大学音楽学部のアン・ヨンボム教授は、K-POPの世代に応じた区分について「世代ごとに明確な境界線を引いて分類することは容易ではない」と前置きしつつも、一般的には音楽性、所属する主要レーベル、ファンダムの特色、プロモーションの手法、そして社会情勢や技術的な変革などを指標として、4ないし5つの世代に定義できると解説している。

要するに、アイドルグループの世代を区分する際、指標となるのはデビューした年だけにとどまらない。前の時代とは一線を画す音楽のスタイルや活動形態、ファンとの結びつき、そして驚異的な実績が確認されて初めて、ひとつの「世代」として認識されるようになるのである。

1990年代の終盤に登場したH.O.T.、SECHSKIES、godなどは、韓国におけるアイドル文化の黎明期を告げたパイオニアとして「第1世代」に位置づけられる。

カンタ
H.O.T.のメンバーとして活動したカンタ(写真提供=OSEN)

2000年代の中盤から後半にかけて第一線で活躍した東方神起、BIGBANG、少女時代、Wonder Girls、KARA、2PM、SHINeeなどは、高い実力と幅広い大衆性を獲得し、アジア地域を中心に韓流ムーブメントを拡大させた「第2世代」とみなされている。

少女時代
少女時代(写真提供=OSEN)

しかし、まさにこの点にJun.Kが抱いた違和感の根拠が存在する。東方神起と2PMのデビューには、およそ5年の開きがある。

同じ第2世代に括られても、当事者たちの視点からは活動を取り巻く空気も、上下関係の距離感も大きく異なる。それゆえに「2.5世代ではないか」という実感が湧くのも不自然ではない。

東方神起
東方神起(写真提供=OSEN)

2010年代に世に出た「第3世代」は、BTSやBLACKPINKを先頭に、EXO、SEVENTEEN、TWICE、Red Velvet、GOT7、MAMAMOOなどがその代表格である。

BTS
BTS(写真提供=OSEN)

彼らはアジアの枠組みを飛び越え、北米やヨーロッパを含む世界規模の市場へとK-POPを浸透させた世代と言える。

とりわけBTSとBLACKPINKは、K-POPを一部のマニア層の趣味から、世界的なポップカルチャーとして定着させる契機を作った。

BLACKPINK
BLACKPINK(写真提供=OSEN)

その後、2010年代の末から2020年代の初頭にかけて台頭した「第4世代」は、SNSや動画配信プラットフォームの活用を前提として、最初からグローバル市場の攻略に乗り出した。

Stray Kids、TOMORROW X TOGETHER、ENHYPENといったボーイズグループは海外のファンダムを強固なものとし、i-dle(旧(G)I-DLE)、ITZY、aespa、IVE、LE SSERAFIM、NewJeansなどのガールズグループは音楽チャートやトレンドの最前線を独占した。

LE SSERAFIM
LE SSERAFIM(写真提供=OSEN)

不鮮明な第5世代の境界線とこれからの展望

では、昨今頻繁に耳にする「第5世代」とはどのような存在なのだろうか。

2023年の時点において、第5世代という表現には、多分にプロモーション用のキャッチコピーという側面が強かった。ZEROBASEONE、BOYNEXTDOOR、BABYMONSTERなどが「第5世代」の先駆者として脚光を浴び、各プロダクションの新人たちもこぞって新たな世代の到来をアピールした。

現在では、RIIZE、TWS、ILLIT、KISS OF LIFE、MEOVV、Hearts2Heartsなどもその代表的なグループに挙げられている。かつては先走り感が否めなかった第5世代という名称も、今や一定のリアリティを伴って受け入れられている。

ILLIT
ILLIT(写真提供=OSEN)

だが、第4世代と第5世代を隔てる基準は、依然として不透明なままである。ひとつの指標として語られてきたのが、新型コロナウイルスの世界的な流行である。

第4世代の多くがコロナ禍の最中にデビューを迎え、オンラインを主軸とした活動を余儀なくされたのに対し、第5世代はパンデミック収束後のエンデミック期にデビューし、当初からファンと対面する機会を確保できた世代と位置づけられている。

とはいえ、その点だけで新しい世代として切り離せるかどうかには議論の余地がある。そもそもK-POPの世代分けは、第4世代と第5世代の間に限らず、第3世代と第4世代の境界線すら曖昧である。

前述のアン教授もStray Kidsについて「一部の意見では3.5世代に分類される」と指摘し、i-dleについても「第3世代の後半と捉えるケースもある」と付け加えている。つまり、第3世代と第4世代の分類においてさえ意見が分かれる以上、現在進行形である第5世代の起点を探ることは、さらに困難を極める。

Jun.Kの指摘はささやかなジョークに過ぎなかった。しかし、K-POPの世代論がいかに曖昧な基盤の上にあるかを証明するには十分なものであった。

東方神起と2PMが同じ第2世代として処理されるように、世代という概念は厳密な年表を意味するものではない。後からその時代の潮流を整理するために貼られるラベルのようなものである。だからこそ、実際の感覚との間にズレが生じるのは避けられない。

第5世代という言葉も、数年が経過した後にどのように評価されるかは未知数である。今我々に求められているのは、誰がどの世代に属するのかを急いで定義することではなく、それぞれのグループが先人たちから何を塗り替え、どのような足跡を残していくのかを見守ることなのかのかもしれない。

(記事提供=スポーツソウル日本版)

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