北中米ワールドカップのラウンド16でベルギー代表に1-4で大敗した開催国アメリカ代表に対し、韓国では複数のメディアが「正義が実現された」と伝えている。
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「通じなかったトランプ大統領の小細工…アメリカ16強脱落で消えた開催国」(ネットメディア『ノーカットニュース』)
「トランプに怒ったベルギー、開催国アメリカに4-1で大勝、8強進出」(ネットメディア『news1』)
「“トランプの加護”も無駄だった!退場処分の執行猶予を受けたバログン沈黙、米国16強脱落」(サッカー専門メディア『FOOTBALLIST』)
この試合に向けては、ラウンド32のボスニア・ヘルツェゴヴィナ戦で退場処分を受けていたアメリカのFWフォラリン・バログンの出場停止処分が一転して猶予されるという前代未聞の事態が発生していた。
この件をめぐってはドナルド・トランプ米大統領がFIFAのジャンニ・インファンティーノ会長に電話したことが伝えられており、スポーツへの政治介入がなされたとして世界中から非難を浴びた。
ただ、実際にはアメリカがミスによる失点もあって敗れたこともあり、韓国メディアの間では“特恵”を受けたバログンの不発と、アメリカの“自滅”を皮肉る報道が目立つ。
「“トランプ、また電話してみろ!”ベルギー、アメリカを4-1で下し8強進出…“退場処分の猶予”未曾有の事態も乗り越えた→開催国16強で全滅」と見出しを打ったスポーツメディア『OSEN』は、「バログンが退場処分の猶予という特恵を受けたが無駄だった。ベルギーが未曾有の事態の中でもアメリカを崩し、12年ぶりの8強の舞台へ向かった」と報じた。
また、GKマット・フリースのロストによる3失点目を「荒唐無稽なミス」と痛烈に指摘。「多くの批判の中で先発出場したバログンは期待以下の競技力で不振に陥り、シュート3回・ゴール期待値(xG)0.4を記録したが得点できなかった」とバログンの不振にも言及し、「16強で立ち止まったアメリカとしてはバログンの沈黙が痛かった」と総括した。
ベルギーの勝利を「正義実現」と表現する媒体も目立つ。
スポーツ紙『イルガン・スポーツ』は「トランプの電話一本?ベルギーは4ゴールで正義実現!」と題し、「今回の敗北は単なる脱落以上の意味を残した。政治権力の介入論争の中でFIFAが既存の懲戒を事実上覆したが、試合の結果だけは誰も変えられなかった。ベルギーは論争を言葉ではなくサッカーで正面突破し、権力ではなく実力が勝負を決定するというスポーツの最も基本的な価値を証明した」とベルギーを称賛。「結局、正義を完成させたのは電話一本ではなく90分のサッカーだった」と力強く結んだ。
一般紙『中央日報』も「“トランプの電話チャンス”米国サッカー1-4大敗脱落…ベルギーの正義実現」とし、「3ゴール差の完勝。ベルギーは、サッカーとは何かをアメリカに見せつけた」とシンプルな表現で試合をまとめていた。
自国開催のW杯で最高権力者の介入という“禁じ手”がありながらも、最終的には惨敗で大会を去ることになったアメリカ代表。スポーツの根本的な価値を揺るがす騒動だっただけに、ベルギーが実力でアメリカをねじ伏せた事実は、韓国メディアにとっても痛快な「正義の勝利」として映ったようだ。
(文=サーチコリアニュース編集部)
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