かつて大谷翔平への「故意死球」発言で物議を醸した韓国人投手のメジャー昇格初日は、ベンチからチームの勝利を見守るにとどまった。
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韓国メディア『OSEN』が「“こんなことが”コ・ウソクが勝利の方程式だと言っていたのに、MLBデビューはなぜ不発だったのか…ツインズ鉄壁のブルペン稼働→3連勝疾走」と題し、ミネソタ・ツインズ新加入の韓国人投手コ・ウソクに言及している。
ツインズは7月8日(日本時間)、本拠地ターゲット・フィールドで行われたクリーブランド・ガーディアンズ戦で3-1と勝利した。
ア・リーグ中地区3位のツインズは、同地区2位のガーディアンズとの3連戦の初戦を制し、ゲーム差を2試合に縮めた。ここまでツインズは45勝47敗、ガーディアンズは47勝45敗としている。
先制はガーディアンズ。2回表一死からリース・ホスキンスが中越えソロ本塁打を放ち、0-0の均衡を破った。ツインズ先発タジ・ブラッドリーの初球のボールを見送った後、2球目の低め98.2マイル(約158km)のストレートを叩き込み、今季8号本塁打を記録した。
ツインズは2回裏にすぐさま反撃に出た。先頭打者のコディ・クレメンスが二塁手のエラーで出塁すると、ライアン・クライドラーの野選、ルーク・キーシャルの内野安打で無死満塁のチャンスを作った。カイラー・フェドコは空振り三振に倒れたものの、オースティン・マーティンが犠飛を放ち同点に追いつくと、ブルックス・リーがセンター方向へ1点適時打を放ち逆転に成功した。
ジョシュア・ベルの四球で続いた二死満塁のチャンスは、ロイス・ルイスが遊飛に倒れて追加点はならなかった。
ガーディアンズは7回表、先頭打者チェース・デローターの二塁打とカイル・マンザードの進塁打で一死三塁の同点チャンスを迎えたが、ホスキンスが空振り三振、ブラヤン・ロッキオが一ゴロに倒れて得点できなかった。
ただ、ピンチの後にチャンスが訪れた。ツインズは7回裏、先頭ベルの中前安打で迎えた二死一塁の場面で、クレメンスの1点適時三塁打でダメ押し点を挙げた。
ツインズの先発ブラッドリーは、7回3被安打(1被本塁打)無四死球、10奪三振、1失点の好投で今季8勝目を挙げた。その後はアンドリュー・モリス(1回無失点)、テーラー・ロジャーズ(0.2回無失点)、ヨエンドリス・ゴメス(0.1回無失点)の継投でリードを守り切り、ゴメスは今季10セーブ目を記録した。
この日、コ・ウソクの登板はなかった。
デトロイト・タイガース傘下マイナーAAAに所属していたコ・ウソクは、今月6日にトレードでツインズに加入した。コ・ウソクを必ず26人ロースター(アクティブ・ロースター)に追加しなければならないというトレード条項に基づき、コ・ウソクは試合前に26人ロースターに名を連ね、ブルペンで待機した。
ツインズの情報を伝える『ツインズ・デイリー』は、「コ・ウソクがすぐに勝ちパターンの一角を担う可能性がある。ツインズのブルペン陣は現在、メジャーリーグで5番目に低いWARを記録している。多くのリリーフ陣が期待以下の成績にとどまっている。ツインズはヨエンドリス・ゴメスやアンドリュー・モリスを支えるセットアッパーを探しており、コ・ウソクがその役割を果たす可能性は十分にある」と分析した。
ただし、いくらセットアッパー候補とはいえ、この日メジャーに昇格したばかりの投手を僅差のリードの場面で登板させるわけにはいかなかった。コ・ウソクは翌9日のガーディアンズ戦で再びデビューを目指す。
なお、コ・ウソクは2023年3月、WBC前に行われた韓国メディアとのインタビューで、大谷翔平と対戦する可能性を問われた際に「いざマウンドに上がったとき、投げるところがなければ“痛くないところ”に当てなければ。出塁させて、次の打者と勝負する」と発言したことで、大谷に対する“故意死球”を示唆したと捉えられ物議を醸したことがある。
ただ、コ・ウソクは後に別の韓国メディアとのインタビューにおいて、「“真ん中に強く投げたい”と話したら、(記者から)“もう少し面白く話してほしい”と伝えられた。誤解の余地がある発言をしたことは自分の過ちだが、ただの一度も“誰かにわざと当てろ”と野球を習ったことはない」と、当時の発言に誤解があったことを告白していた。
(記事提供=OSEN)
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