TWICEサナが佐藤健と映画主演へ 試される「10年目」グループの持続可能性と個人活動の分岐点

2026年07月14日 話題 #アイドル
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TWICEのサナが、演技の世界へ初めて足を踏み入れる。

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先日、JYPエンターテインメントの関係者が韓国メディアに対し、サナが映画『ニャンイ』(仮題)で主演を務めることを明らかにしたというニュースが話題を呼んだ。

本作は日韓の共同制作によるプロジェクトで、サナは日本のトップ俳優である佐藤健と共に主演を張る。サナにとってはこれが演技への初挑戦であり、スクリーンデビュー作となるわけだ。

TWICEのサナと佐藤健。日韓を代表するトップスター同士の共演という点だけでも関心を集めるには十分だが、この報せが深い意味を持つのは、サナ一人の挑戦に止まらないからである。

サナ
サナ(写真提供=OSEN)

なぜなら、TWICEというグループ全体が、いよいよ本格的な“女優業”への進出を開始しているからだ。

TWICEは2015年のデビュー以来、メンバーの変更や脱退もなく、9人の完全体として活動を継続してきた。

K-POPガールズグループの中でも特筆すべき安定感を誇り、現在もワールドツアーを展開するなど、その世界的な人気は衰えていない。

その一方で、デビューから10年の節目を超えた現在、メンバーそれぞれの活動範囲は確実に拡大している。

一足先に女優としての道を歩み始めたのがダヒョンである。

ダヒョン
ダヒョン(写真提供=OSEN)

2025年2月に映画『あの夏、僕たちが好きだったソナへ』で女優活動をスタートさせ、同年9月には映画『全力疾走』(原題)にも出演した。さらにJTBCドラマ『ラブ・ミー』においては、若者が抱える成長痛を緻密に演じ切ったことで高い評価を受けた。

その実戦での成果は賞の受賞という形でも証明されている。ダヒョンは6月20日の「2026グローバルOTTアワード」においてライジングスター賞を獲得した。

初のドラマ出演で確かな評価を得た事実は、TWICEメンバーが女優業へと躍進する上での大きな前例となったと言える。

さらに、ジョンヨンに関しても映画『新兵:ザ・ムービー』(原題)への出演が伝えられており、スクリーンデビューを控えている状態だ。

作中では看護将校の役柄を務めるとされ、アイドルとしての活動に加え、女優としての可能性も押し広げようとしている。

ジョンヨン
ジョンヨン(写真提供=OSEN)

そして今回、サナが日韓合作映画『ニャンイ』の主演に抜擢されるに至った。

折しもTWICEは現在、JYPエンターテインメントとの再契約に関する協議の最中にあると報じられている。

グループとしての完全体活動を維持するのか、あるいは個人活動とのバランスをどのように取るのかに関心が集まる中で、メンバーたちの女優進出もまた必然的に重要な意味を帯びてくる。

少女時代とBLACKPINKが示す2つの前例

言わずもがな、アイドルが俳優業へ足を踏み入れること自体は、今や決して珍しい話ではない。

むしろK-POPのアイドルたちにとって、演技への挑戦は長期的なキャリアを確立する上で欠かせない選択肢の一つとなっている。

その中で最も成功した好例と言えるのが少女時代だろう。

少女時代では、ユナやユリ、スヨン、ソヒョン、ティファニーといった面々が女優として自らの領域を広げてきた。

特にユナは、ドラマ『ビッグマウス』『キング・ザ・ランド』『暴君のシェフ』や、映画『EXIT イグジット』『コンフィデンシャル:国際共助捜査』などを通して、アイドル出身女優の象徴的なポジションを確固たるものにした。

活動初期には演技力に関する物議を醸すこともあったが、作品を重ねるプロセスで評価を覆していった。アイドルとして頂点に上り詰めた後、女優としてもトップレベルの活躍を見せていく。少女時代はその道筋を体現してみせた。

TWICEが目標とすべき現実的なモデルケースも、まさにここにあるのかもしれない。

少女時代
少女時代(写真提供=OSEN)

その一方で、対照的なケースとして挙げられるのがBLACKPINKである。

世界的な認知度という意味ではTWICEと同等、あるいはそれ以上の存在感を誇るグループだが、メンバーによる女優業への挑戦は必ずしも順風満帆だったとは言えない。

ジェニーは2023年にHBOドラマ『THE IDOL/ジ・アイドル』で演技に挑戦したものの、作品そのものが過激な描写を巡り強い非難を浴びることとなった。

リサは2025年に『ホワイト・ロータス』シーズン3で初めての演技を披露したが、出番の少なさや役柄の深みのなさが物足りなさとして指摘された。

加えてジスも、ドラマ『スノードロップ』『ニュートピア』、映画『全知的な読者の視点から』、Netflixドラマ『マンスリー彼氏』などで演技活動を継続しているが、その演技力を巡ってはたびたび厳しい批評に晒されている。

BLACKPINKの事例が知らしめたのは、世界的なスターであることと、女優として画面の中で説得力を発揮できるかどうかはまったく別物であるという現実だ。

BLACKPINK
BLACKPINK(写真提供=OSEN)

知名度は初期の関心を集めるきっかけにはなる。しかしながら、視聴者が最終的に評価するのは、肩書ではなく演技そのものなのである。

サナの初主演映画がもたらす期待と今後の展望

そうした観点から見れば、サナの挑戦には期待と懸念が混在している。

期待できる要素は数多く存在する。サナはTWICEの中でも屈指の人気を集めており、華やかなルックスや柔らかな表情、カメラ前での魅せ方に秀でている。日本出身のメンバーであるため、日韓合作映画との相性の良さも抜群だ。

佐藤健との共演は十分な話題性があり、作品が良好な仕上がりとなれば、“女優サナ”としての第一歩で強烈な存在感を示す可能性がある。

しかしながら、懸念すべき点も少なくない。初めての演技で突如主演クラスの大役を務めることは、容易なことではない。

ましてや相手は経験豊富な実力派俳優の佐藤健である。注目度が非常に高い分、発声や表情、セリフの回し方、細やかな感情表現に至るまで厳格な目で見られるはずだ。

アイドル出身という理由だけで疑問視される時代ではない。ただし、アイドル出身だからといって甘く見てもらえる時代でもないのだ。

TWICEは、少女時代のように各メンバーが音楽以外の分野でも長く活躍し続けるグループとなれるのか。それとも、世界的な知名度が必ずしも演技の評価に結びつかないというBLACKPINKの苦い前例を追うことになるのだろうか。

サナが挑む初の主演映画は、TWICEにとっての“次の10年”の行方を占う重要な試金石となるだろう。

(記事提供=スポーツソウル日本版)

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