長年にわたり日本で活動してきた韓国出身モデルのヨンア(40)が、久々にプライベートについて語り注目を集めた。
ヨンアは先日放送されたテレビ朝日系バラエティ番組『夫が寝たあとに』に出演した際、2016年の長男出産後に心が不安定になった時期のことや、2023年に離婚した元夫との現在の関係性について包み隠さず明かした。
番組内でヨンアは、出産後に「ガルガル期」(産後に気持ちが敏感になり、不安定になりやすい時期)が3年ほど続いたと告白。「今までは自分のことばかりだった」が、出産後は優先順位が完全に子どもになり、周囲から心配されるほどだったと振り返った。
さらに、夫から夫婦2人きりのデートに誘われても、「この子を置いてご飯食べられるのって? ソワソワしちゃって。そういうのがうまくできなかった」と語った。母親としての意識が強まる反面、夫婦関係には少しずつズレが生じていったようだ。
ヨンアは2009年に韓国人男性と結婚したが、2013年に離婚に至った。
2014年には日本人実業家と再婚し、2016年12月に第1子となる長男を出産。だが2023年秋に夫婦という関係を解消し、2024年12月に離婚を公表している。
もっとも、日本人実業家である元夫との関係は良好だという。番組の中では「めちゃくちゃ近くにパパもいて、土日とかもパパと一緒にいるし、夜は一緒にご飯食べたり」と明かし、「だから今のほうが仲いいかも。求めることもなくなる」と語った。
日本においてヨンアといえば、ファッション誌『Oggi』の専属モデルなどで認知され、長年モデルやタレントとして活動してきた存在である。テレビ出演やSNSを介して、結婚や出産、子育て、離婚後の生活スタイルに至るまで、日本では親しみのある名前となっている。
ところが、韓国における受け止め方は少々異なっている。
今回の発言は韓国メディアでも一部で伝えられたが、現時点で大々的に報じられているとは言い難い。
さらに、韓国メディアがヨンアを取り上げる際には、しばしば「キム・ヨンア」という本名に加え、「『ノンストップ3』でチェ・ミニョンの妹役を演じた人物」「日本でトップモデルになった人物」といった説明が付け加えられる。
実際に、今年1月に韓国の番組『全知的おせっかい視点』へ出演した際も、現地メディアには「離婚2度・出産告白、キム・ヨンアとは?」「チェ・ミニョンの妹役から日本トップモデルへ」といったタイトルが並んだ。
要するに、日本では“ヨンア”という名で浸透している一方で、韓国では現在も「どのような人物か」についての補足説明を添えて報じられる機会が少なくないのだ。
それも当然のことかもしれない。ヨンアは韓国で芸能界デビューを果たし、MBCのシットコム『ノンストップ3』などに出演した経歴を持つが、その後の主な活動拠点は日本へと移行した。
2004年から日本でのモデル活動をスタートし、ファッション誌『Oggi』の専属モデルに起用された。日本の20代から30代の女性層から熱烈な支持を獲得し、CMやバラエティ番組などへと活躍の場を拡張していった。
韓国における芸能活動の過去がありつつも、知名度を飛躍的に高めた舞台は日本であった。そのため、韓国では「かつて自国で活動した女優・モデル」というよりも、「日本でブレイクした韓国人モデル」として扱われるケースが多い。
今回明かされた近況も、まさにそうした日韓の認識差を反映している。
日本では、シングルマザーとしての現況や、元夫と子どもを含めて築き上げた新たな関係性がごく自然に語られた。
対照的に、韓国では「2度の離婚」「出産による変化」「キム・ヨンアとは誰か」という文脈で報じられている。
もちろん、韓国国内で全く知名度がないというわけではない。『ノンストップ3』の放送当時を記憶している世代も存在し、2019年には韓国のバラエティ番組『妻の味』(原題)への出演が「16年ぶりの韓国テレビ復帰」としてスポットライトを浴びた経緯もある。
しかしながら、日本における“ヨンア”のイメージと、韓国における“キム・ヨンア”のイメージの間には、依然として隔たりが存在する。
韓国でデビューを飾り、日本で揺るぎないポジションを築き、40代を迎えた現在は母として、モデルとして、また一人の女性として歩みを発信している。ヨンアが見せる近況は、日韓双方でキャリアを歩んできた芸能人だからこその、独特な距離感を浮き彫りにしている。
(記事提供=スポーツソウル日本版)
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