「W杯でなぜ負けた!」→YouTube動画を根拠に低レベルな質問…国会議員の“くだらなさ”露呈した韓国サッカー聴聞会

2026年07月30日 スポーツ #サッカー
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これを「聴聞会」と呼ぶことができるのだろうか。

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韓国サッカー協会の監督選任過程と北中米ワールドカップ惨敗の責任を究明するために開かれた国会聴聞会で、低レベルな質問が相次いでいる。

韓国国会の文化体育観光委員会は7月30日、韓国サッカー協会の懸案に関する聴聞会を開いた。

聴聞会には、北中米ワールドカップ敗退後に辞任した韓国代表のホン・ミョンボ前監督をはじめ、韓国サッカー協会のたチョン・モンギュ前会長、イ・ヨンス会長職務代行、キム・スンヒ専務理事、キム・ビョンジ副会長など、証人15人のうち13人が出席した。

W杯を終えて帰国後、アメリカに戻り家族のもとで休息をとっていたホン・ミョンボ監督も、聴聞会出席のため帰国した。

与野党の議員たちは主に、チョン・モンギュ前会長とホン・ミョンボ前監督に対し、北中米ワールドカップにおけるグループステージ敗退の原因や、監督選任過程における不公正さ、協会のずさんな運営などについて問題提起した。

まず、与党「共に民主党」のイム・オギョン議員は、「韓国サッカー協会がある日突然、“現代(ヒョンデ)”サッカー協会に変わっていた」とし、現代グループ一族が長年にわたりサッカー協会を率いていると指摘した。続けて、「またチョン前会長もコデ(高大/高麗大学)、隣に座るホン前監督もコデで、高麗大学出身でなければ協会に足も踏み入れられないという“高大カルテル”という言葉も耳にしたことがあるはずだ」と切り出した。

もっとも、いわゆる“高麗大カルテル”は説得力に欠ける話だと判明してから久しい。

“高麗大カルテル”は、ホン・ミョンボ前監督が過去に2012年ロンドン五輪(銅メダル)と2014年ブラジルワールドカップ(グループステージ敗退)で代表チームを率いた当時、高麗大学出身の選手ばかりを抜擢しているとの疑惑が持ち上がったことで広く知られるようになった。

さらに、監督のほか協会幹部も大半が高麗大学出身であるという点も、疑念を深める要因となった。

しかし、ホン・ミョンボ前監督体制の韓国代表における選手構成において、実際に“高麗大カルテル”が問題となったことはなかった。むしろ“義理サッカー”と批判された指揮官の行き過ぎた信頼や、自ら語っていた原則を破る采配こそが問題として指摘された経緯はある。

2012年ロンドン五輪で活躍したパク・チュヨンも高麗大学出身だが、彼を起用したことが“高麗大カルテル”によるものだと言える人はいないだろう。

“高麗大カルテル”という陰謀論は、ホン・ミョンボ前監督が蔚山(ウルサン)HD FCを指揮した経歴から、韓国代表に蔚山でプレーした選手を多く抜擢したとする“蔚山カルテル”と同じくらい根も葉もない主張だ。

そもそも、歴代の代表監督でも高麗大学出身者はほとんどいない。チョン・モンギュ前会長も「私が任命した男子代表監督25人のうち高麗大出身は1人であり、女子代表監督約20人のうちに高麗大出身者はいない」と回答した。

国会
(写真=国会放送YouTubeキャプチャ)

このほかにも、低レベルな質問は山ほどあった。

保守系野党「国民の力」のキム・ソッキ議員は、文化体育観光部のチェ・フィヨン長官に「今回のワールドカップ敗退に政府の責任はないのか」と問い正し、今回の問題を政治的に結び付けようとした。ほかの議員たちも、すでに何度も取り上げられた代表監督選任過程の公正性に関する空虚な質問ばかりを投げかけた。

W杯での不振の原因や代表チームの運営、協会運営の問題点を突き止めて改善策を問う言葉よりは、確認されていない話や誰もが知っている問題だけをなぞる無意味な質疑が繰り返された。

回答を聞く気があるのか疑わしくなるほど、聞くに堪えない怒号と叱責が先行する場面も多々あった。

圧巻だったのは、「共に民主党」のチェ・ミンヒ議員の質疑だった。同議員は、韓国が南アフリカに敗れた北中米ワールドカップのグループステージ最終節に言及し、とあるユーチューブ動画を根拠として提示した。

試合中にイ・ガンインがキム・ジンギュ代表コーチと会話する様子が収められた動画を再生し、ホン・ミョンボ監督がソン・フンミンとイ・ジェソンを先発起用しなかったのは“報復”によるものではないかとの疑惑を提起した。もちろん、証拠は一つもなかった。

当該の場面は、イ・ガンインがチョ・ギュソンの投入を促していたこととして知られて久しい。にもかかわらずチェ議員は、イ・ガンインが「ソン・フンミンを出場させるべきだ」と叫んでいると主張した。

当時の状況は後半のハイドレーションブレイク(給水タイム)で、すでにソン・フンミンは後半開始と同時に途中出場した後のことだった。チェ議員が最低限の準備すらなく、ただ怒鳴りつける用意だけをしてきたという証左だ。

チェ議員はキム・ジンギュ代表コーチに向かって「イ・ジェソンとソン・フンミンが出場できなかったのはホン・ミョンボ監督の報復によるものか。ここは国会だ。偽証してはならない」と問い詰め、イ・ガンインが言及した人物がソン・フンミンではなくチョ・ギュソンだったという回答を得た。

望む回答が得られなかったチェ議員の次の質問は、さらに見苦しいものだった。同議員は、サッカーファンはソン・フンミンとイ・ジェソンが南アフリカ戦に出場できなかったことが敗因だと見ているとし、「なぜ負けたのか。拙戦を演じておいて、なぜ負けたのか」という低レベルな問題提起を試みた。

キム・ジンギュ代表コーチは「試合をしていれば様々なことが起こり得る」とし、自身はソン・フンミンとイ・ジェソンが出場しなかったから負けたとは考えていないと一線を画した。しかしチェ議員の怒号に遮られ、回答を最後まで締めくくることはできなかった。

チェ議員は「なぜ負けたのか。サッカーファンが間違っているというのか」とし、「あのような態度だから、我が国のサッカーはこれほど素晴らしい選手を擁しながらこんな様なのか」と大声を張り上げた。

議員たちは韓国サッカー協会の問題点を診断し、改善するために聴聞会に出てきたのか。あるいは世論の批判を受ける人々を“感情のゴミ箱”扱いして怒鳴りつけ、人気取りをしようという腹づもりなのか。見え透いた衝撃的な質問のパレードであった。

(記事提供=OSEN)

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