「独島ソング」歌唱の過去が再燃 日本デビュー決定のK-POPグループが直面する“音楽以外の壁”

2026年08月06日 K-POP #アイドル
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多くのK-POPグループにとって、日本デビューを果たすことは重要なステップである。

【画像】“独島ソング”を歌うNMIXX

しかし、その節目を前に、過去の“音楽以外の一場面”が足かせとなってしまうケースもある。

ガールズグループのNMIXX(エンミックス)が、まさにその難しさに直面している。

NMIXXは先日、12月9日に日本デビューベストアルバム『N=MIXX』をリリースすると発表した。アルバムには『Blue Valentine』をはじめ、既存曲の日本語バージョンなど全12曲が収録される予定である。

これに先立つ8月8~9日には、東京でワールドツアーの一環となる単独コンサートも控えている。本来であれば、日本での正式デビューに向けて期待感を高めていくタイミングのはずだ。

ところが、その発表を受けて一部の日本のネット上では、約2年前の“独島問題”が再び掘り起こされている。

過去のコンテンツが及ぼす波紋

NMIXXは2024年、YouTubeバラエティ番組『MMTG 文明特急』に出演した際、オンライン上で流行していた“ミックスポップ”企画に参加した。

番組では、さまざまな曲をつなぎ合わせる流れの中で、『独島は我が領土』の一節が含まれた歌を披露した。

「独島」は竹島の韓国呼称であり、『独島は我が領土』は歌詞に「誰がなんと言おうとも、独島は我らのものだ」という趣旨を含む楽曲である。

この場面は当時、日本の一部ネットユーザーから批判を浴びた。「アイドルがなぜ政治の話をするのか」「日本ファンはATMなのか」「日本で活動は不可能だ」といった反応が出た。

一方、韓国側では「独島は韓国の領土なのに、なぜ日本の顔色をうかがう必要があるのか」と反発する声も上がり、日韓のネットユーザーの間で応酬が起きた。

NMIXX
NMIXX(写真提供=OSEN)

もちろん、NMIXXが自発的に政治的主張を展開したと見るのは単純すぎる。番組企画の中で、流行していたミックス曲の一部を歌ったという文脈が存在するためだ。

それでも、日本市場を本格的に狙うタイミングで、過去の映像や発言が再び掘り起こされることは、K-POPグループにとって無視できないリスクとなる。

どれだけ楽曲やパフォーマンスの評価が高くても、音楽以外の要素が日本活動の足を引っ張ることはあるのだ。

このNMIXXの件は、単に一組のグループの過去映像が掘り起こされたという話だけにとどまらないだろう。

K-POPの有力グループにとって、日本進出はもはや特別な挑戦ではなく、ほとんど既定路線に近い。だからこそ、日本での活動を前提にしたとき、過去の番組出演や発言がどう受け止められるかは無視できないのである。

相次ぐK-POPグループの日本進出

実際、この夏以降も日本での活動を本格化させるグループは相次いでいる。

まず8月12日には、Hearts2Hearts(ハーツトゥハーツ)が日本初シングル『ICONIC HEART』で正式デビューを飾る。

Hearts2Heartsは、正式デビュー前から日本の音楽番組『ミュージックステーション』に出演し、『Lemon Tang』を披露するなど、日本活動への布石を打ってきた。

X:IN(エクシン)も、8月21日に日本プレデビューシングルをリリースすると発表されている。

さらに9月2日にはizna(イズナ)が日本1stミニアルバム『HANDLE WITH CARE』をリリースする予定である。iznaは8月7日にタイトル曲『DUMB HOT!』を先行公開し、本格的な日本活動に乗り出すという。

もちろん、これらのグループに同様の問題があるという話ではないが、NMIXXの例が示すように、日本活動では音楽そのものとは別の文脈が突然注目されることがある。

日本は巨大市場であるが、そこでは音楽そのものだけでなく、過去のコンテンツがどう受け止められるかまで問われるわけだ。

NMIXX
NMIXX(写真提供=OSEN)

巨大市場・日本と成功への課題

それでも、K-POPグループが日本を狙う理由は明確だろう。日本は順位こそ後退したものの、今もなお巨大な市場だからである。

2026年上半期のK-POPアルバム輸出額を見ると、“不動の1位”だった日本はアメリカ、中国に抜かれ、3位に後退した。

韓国関税庁の輸出入貿易統計によると、今年1~6月の音盤輸出額は2億5747万8000ドル(約402億円)で、上半期基準では過去最高を記録している。

国別ではアメリカが7411万8000ドル(約116億円)で1位、中国が6117万7000ドル(約96億円)で2位、日本は4561万2000ドル(約71億円)で3位であった。

ただし、これは日本市場が縮小したというより、アメリカと中国の伸びが大きかったと見るべきだ。日本向け輸出額も前年同期から増えており、依然として巨大市場であることに変わりはない。

K-POPにとって日本は、単にアルバムを売る場所ではない。コンサートを開き、ファンクラブを運営し、リリースイベントや特典会を行い、長期的なファンを育てられる市場である。

海外進出の中でも、日本は収益化の仕組みを作りやすい場所といえる。これまで積み上げてきたノウハウも豊富だ。

だからこそ、K-POPグループは日本を狙う。だが、日本市場で成功するために必要なのは、音楽やパフォーマンスの完成度だけではない。

特に日韓の歴史認識や領土問題が絡む話題は、過去の映像や発言を通じて、いつでも蒸し返される可能性がある。NMIXXの“独島問題”は、その現実をわかりやすく示しているのだ。

(記事提供=スポーツソウル日本版)

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