K-POP女性アイドル界の“序列”に異変が発生している。
【解説】ユーチューバーだと思ったら現役アイドル!?「RESCENE」大バズリの要因
今年前半まではIVEのウォニョンとBLACKPINKのジェニーが首位を争っていた。しかし、このふたりを揃って追い抜く新たな存在が姿を現した。
その人物が、RESCENEのウォニだ。
韓国企業評判研究所が先日発表した「ガールズグループ個人ブランド評判」において、ウォニはブランド評判指数812万3817ポイントをマークし、2カ月連続で1位の座に就いた。
2位はIVE・ウォニョンの626万1001ポイント、3位はBLACKPINK・ジェニーの582万6161ポイント、4位はaespa・カリナの576万1938ポイントという結果であった。
ウォニは、前月の796万2989ポイントから2.02%上昇している。決して7月の一時的な過熱にとどまる存在ではなかったのだ。
ランキング推移を今年1月から遡ってみると、ウォニの台頭がいかに特異な事例であるかが理解できる。
1~4月を振り返ると、首位は1月ウォニョン、2月ジェニー、3月ウォニョン、4月ウォニョンという展開であった。この4カ月間、1位と2位はウォニョンとジェニーのふたりだけに占有されていた。
この構図は5月と6月になっても変わらず。5月はウォニョンが1位でジェニーが2位、6月も同様にウォニョンが1位でジェニーが2位を記録した。2026年前半の女性アイドル個人ブランド評判は、概ねこのふたりを中心に推移していたと言える。
しかし7月に入ると、ウォニが突如として首位へ躍り出た。
ウォニは直前の6月で5位にとどまり、ブランド評判指数は419万4647ポイントであった。それが7月には796万2989ポイントへと89.84%もの急激な増大を見せ、ウォニョンやカリナ、ジェニーといった“強豪”を退けてトップに立った。
単発の現象であれば、SNS上の流行に伴う一時的な跳ね上がりに過ぎないとも解釈できた。
だが、8月になってもその首位を堅持した。そればかりか、数値はさらに加算されている。
今年に入って2カ月以上続けて首位を保持したのは、現段階でウォニョンとウォニのふたりしか存在しない。
前半戦をリードしたウォニョンに並び、ウォニが“連続1位”という特別な領域に到達した意義は決して小さくない。
ウォニの急激には明確なきっかけがあった。
自身のYouTubeコンテンツ内で発せられた「巨済(コジェ)ヤッホー」という言葉がSNS上で大きな話題を呼び、ウォニ個人に対する関心が爆発的に高まった。
それに連動する形で、RESCENEが2024年8月にリリースした『LOVE ATTACK』が約2年の時を経て再び脚光を浴び、いわゆる“逆走”現象を引き起こした。
7月のブランド評判分析においても、ウォニに関するキーワードとして『LOVE ATTACK』や『Pretty Girl』が並び、リンク分析の項目では「かわいい」「コミュニケーションする」「逆走する」といった単語が上位を占めていた。
8月を迎えると、その人気の高まりは一層確固たるものとなった。
韓国企業評判研究所の分析によれば、ウォニに対する肯定的な比率は93.52%に達し、「親しみやすい」「応援する」といった好意的な反響が顕著に表れている。
単一の動画から派生した話題性が、一個人の知名度アップにとどまらず、過去に発表した楽曲の再評価や所属グループ全体への注目へと拡大しているのだ。
さらに8月のランキング結果を詳細に確認すると、いっそう興味深い“変化”が観察できる。
注目すべきはウォニ単体にとどまらない。5位にジェナ、6位にミナミ、8位にリブ、10位にメイと、驚くべきことにRESCENEの全メンバー5人が揃ってトップ10内にランクインしたのである。
すでに7月の段階でも、ウォニが1位、ミナミが5位、ジェナが9位、メイが11位、リブが13位とグループ全体で急浮上を見せていた。8月にはそこから一段と数値を伸ばし、全員がトップ10入りを達成した格好だ。
この域に達すると、単にウォニ個人の一時的な話題性だけで片付けることは不可能に近い。
ウォニという存在をきっかけに生じた関心が、RESCENEというグループ全体へ浸透し始めていると捉えるのが妥当であろう。
無論、ブランド評判ランキングの数字のみで女性アイドルの人気水準や序列の全てを断定することはできない。
この指標は、インターネット上の参加状況、メディアへの登場頻度、ユーザー間のやり取り、コミュニティ内での反響などをビッグデータとして集計したものであり、CDの売上枚数や配信チャートの成績、あるいは海外での支持率といった要素とは異なる尺度である。
しかしながら、“現在まさに話題を集めている人物は誰か”を把握する材料としては非常に示唆に富んでいる。
その観点から現在のパワーバランスを分析すると、もっとも勢いに乗っているのは2カ月連続で首位を獲得したウォニである。
ウォニョンは8月こそ2位に後退したものの、今年に入り何度もトップを奪取しており、その安定した支持基盤はやはり群を抜いている。
ジェニーも8月は3位に位置しているが、指数そのものは前月から16.88%増加しており、その影響力が陰りを見せているわけではない。
カリナについても5月3位、6月3位、7月3位、8月4位と、常に最上位圏をキープし続けている。
つまり、今年前半まで存在していた「ウォニョンとジェニーの二強、その下にカリナらが続く」という構図の中に、ウォニという新星が力強く割り込んできたことになる。
加えて今回はウォニ単体ではなく、RESCENEというグループ全体が浮上を果たしている点も見逃せない。
6月時点では5位であったウォニが、7月に1位へ躍進し、8月にも1位の座を保持した。これのみで持続的な人気の定着と断定するのは時期尚早かもしれないが、単なる一瞬のブームとして処理することも難しくなっている。
少なくとも2カ月連続でウォニョン、ジェニー、カリナの上位にその名を刻んでいる事実は揺るがない。
K-POP女性アイドル界の“序列”に生じている地殻変動を、ただのスポット的な話題性として受け流すことは、もはや困難になりつつある。
(記事提供=スポーツソウル日本版)
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