世界的人気を誇る韓国男性グループ「SEVENTEEN(セブンティーン)」のメンバー、バーノンの兵役義務履行が始まった。
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バーノンは8月20日から訓練所で一定期間の基礎軍事訓練を受けた後、「社会服務要員」として代替服務に就く予定だ。
召集解除予定日は2028年5月19日。韓国とアメリカの二重国籍を持つバーノンが、韓国で兵役義務を果たすことにも関心が集まっている。
だが、少し気になることもある。
近年の韓国芸能界では、「社会服務要員」という言葉の周辺で、あまりにも多くの兵役トラブルが発生してきたからだ。
社会服務要員とは、主に身体的・精神的な理由などから現役兵として服務することが困難と判定された人が、軍部隊ではなく公共機関や福祉施設などで兵役義務を果たす制度のことだ。
現役兵が軍部隊で集団生活を送るなかで訓練や任務にあたるのに対し、社会服務要員は多くの場合、自宅から勤務先へ通う。
そのため、外から見れば現役兵より生活の自由度が高く、“楽な兵役”のように受け止められることもある。
ただし、ここは明確にしておく必要がある。
社会服務要員になった人すべてが、現役服務を避けたわけではない。健康上の理由などから、本人が現役兵として服務したくても認められないケースもある。兵役判定によって補充役となった以上、それは本人が自由に選べる「楽なコース」ではないのだ。
バーノンについても、なぜ社会服務要員となったのか具体的な理由は公表されていない。本人の事情を勝手に推測するべきではないだろう。
問題なのは、そうした制度を不正に利用しようとした芸能人や、与えられた服務環境を悪用したケースが繰り返されてきたことだ。
その象徴的な例が、元VIXXのRAVIだ。
RAVIは兵役ブローカーと共謀し、虚偽の診断書を利用して兵役判定を操作しようとしたとして、2023年に有罪判決を受けた。
報道によれば、ブローカー側とは成功報酬5000万ウォン(約570万円)相当の契約まで結ばれていたという。
なぜ、そこまでの金銭とリスクを負ってまで兵役判定を変えようとしたのか。
少なくとも事件の構図から見えてくるのは、軍部隊で集団生活を送る現役服務を避けようとしたということだ。結果として、その先にあるのは現役兵より生活上の自由度が高くなる服務形態だった。
もちろん、正当な判定によって社会服務要員となった人とは、まったく別の話だ。
だからこそ、こうした事件が起きるたびに、本来は健康上の事情などから社会服務要員となった人まで「現役を避けたのではないか」という疑いの目で見られかねない。
そして現在進行形で問題となっているのが、WINNERのソン・ミノだ。
ソン・ミノは社会服務要員として服務していた約430日の出勤対象日のうち、102日を無断欠勤した疑いで起訴されている。
本人は今年4月の初公判で自身に適用された容疑を認めた。さらに、服務状況を管理していた責任者も裁判にかけられており、芸能人本人だけでなく、それを管理する側の責任まで問われる事態となっている。
RAVIが「社会服務要員になるまで」の不正だったとすれば、ソン・ミノは「社会服務要員になってから」の服務そのものが問題になったケースだ。
制度への不信を強めるには十分すぎる出来事だった。
BTSのSUGAも、社会服務要員として服務していた2024年、飲酒後に電動スクーターを運転し、罰金1500万ウォン(約170万円)の略式命令を受けた。
これは服務を怠った事件ではなく、兵役不正とも違う。
ただ、現役兵として軍部隊で生活していれば、そもそも夜に自由に外出し、飲酒後にスクーターで帰宅するという状況自体が生まれにくい。
そう考えれば、自宅から通勤し、勤務時間外には一定の自由がある社会服務要員という服務形態だからこそ起こり得た問題だった、と見ることもできる。
社会服務要員には一定の自由がある。だからこそ、その自由をどう管理するかも本人に委ねられる部分が大きい。
さらに芸能人の場合、「違反さえしなければいい」というわけでもない。
元東方神起のパク・ユチョンが社会服務要員として服務していた2016年には、自治体の勤怠記録をもとに、服務期間124日のうち年次休暇や病気休暇などで30日休んだことまで大きく報じられた。
休暇取得そのものは規定の範囲内だった。それでも、「服務期間の4分の1を休んだ」「3日服務して1日休んだ計算」とまで報じられた。
つまり、芸能人の社会服務は、問題を起こしたときだけ注目されるのではない。出勤日数や休暇の取り方まで細かく見られる世界なのだ。
もちろん、社会服務要員という制度自体に問題があるわけではなく、多くの人は与えられた兵役義務を履行している。何よりも、今日から兵役に就くバーノンに何か問題があるわけでもない。
それでも、一部の芸能人が積み重ねてきた兵役トラブルによって、社会服務要員として服務するスターには、どうしても厳しい視線が向けられる。
だからこそバーノンには、余計なニュースとは無縁のまま、淡々と与えられた義務を果たしてほしい。
召集解除予定日の2028年5月19日。ファンが待っているのは、何事もなく健康に帰ってきたSEVENTEENのバーノンなのだから。
(記事提供=スポーツソウル日本版)
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