韓国関税庁のソウル本部税関が、5000万ウォン(日本円=約536万円)以上を滞納している高額滞納者20人について、海外への出国を禁止した。
1月30日、ソウル税関によると、韓国国内における高額滞納者20人が納めていない税金が総額833億ウォン(約89億3048万円)に達することがわかった。前年上半期の7人と比べ、およそ3倍に増加した。
出国禁止の対象は5000万ウォン以上の関税を滞納している者のうち、名簿公開対象者であるか、出入国回数が3回以上、または国外滞在日数が6カ月以上の場合に該当する者だ。これらの対象者は最大6カ月間、海外への出国が制限される。
ソウル税関は「税金を納めず海外旅行などを目的に出国しようとする滞納者に対し、自主的な納付を促すため今回の措置を実施した」と明らかにした。
出国禁止は、高額・悪質滞納に関連した徴収効果が高い措置とされている。
関税庁によると、滞納者A氏は食品原材料の輸入過程で関税を脱税して滞納し、車両や給与まで差し押さえられたにもかかわらず納付しなかったが、出国が禁止されると9600万ウォン(約1029万円)を納付した。
電子たばこ輸入業者を営んでいたB氏は、廃業に伴い滞納関税を納める能力がないと主張していたが、出国禁止処分が下されると1000万ウォン(約107万円)を即時納付し、残りの滞納額については月1000万ウォンずつ分割納付することを約束した。
滞納者C氏は、個人用輸入物品に対する高額課税を不服とする訴訟を理由に納付を先延ばしにしていたが、頻繁な海外出入国により出国禁止対象であると通知を受けた後、1000万ウォンを直ちに納付した。
ソウル税関は「公正な納税環境を造成するため、税金を納めずにぜいたくな海外旅行を楽しむなど、良心を欠いた悪質滞納者に対し、出国禁止などの強力な行政措置を講じる計画だ」と明らかにしている。
(記事提供=時事ジャーナル)
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