「日本軍は料金を支払ったのだから正当」慰安婦被害者“侮辱”で物議醸す韓国の極右団体代表、警察出頭も過激発言繰り返す

2026年02月04日 社会 #時事ジャーナル
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韓国警察が、日本軍慰安婦被害者を侮辱した疑いを受けている保守系市民団体の代表を呼び出し、事情聴取を行っている。

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ソウル瑞草(ソチョ)警察署は2月3日、保守系市民団体「慰安婦法廃止国民行動」の代表であるキム・ビョンホン氏を、虚偽事実流布などの容疑で被疑者として出頭させ、調査している。

同日午前9時43分ごろ、瑞草警察署に出頭したキム代表は「平和の少女像は、慰安婦詐欺師たちの宣伝道具だ」と主張した。

続けて「女性家族部と正義記憶連帯が、かわいそうな高齢者たちを利用して詐欺を働いた」とし、「慰安婦被害者は存在しない。日本軍が就職詐欺や誘引、拉致、人身売買を行った事実はない」と述べた。

さらに「日本軍は料金を支払っていたのだから正当だ。営業許可を受けて金を稼いでいた人たちが、何の被害者なのか。日本軍慰安婦は存在しない」と強調した。

また、李在明(イ・ジェミョン)大統領が「人が生きる世の中のために、人を害する獣は人にするか、隔離しなければならない」と発言したことに関連して、李大統領に対して侮辱罪で告訴状を提出したことも明らかにし、「近く民事訴訟も進める」と述べた。

そして、「最近、集会時間を1秒ずつ減らしながら集会届を出しているが、0秒になったらやめるのか」という報道陣の質問には「また始める」と答え、「私は大韓民国の国民として集会・デモの自由があり、それを妨げるのは国民の基本権を制約する行為だ。どうにかしてでも届け出をして、警察の保護を受けながら自分の権利を行使したい」と語った。

「平和の少女像」
「平和の少女像」(写真=時事ジャーナル)

これに先立ち、キム代表は昨年10月から、「平和の少女像」が設置されている瑞草高校や舞鶴(ムハク)女子高校などの前で、像の撤去を求める集会を開いた疑いを受けている。

キム代表は集会の過程で、「平和の少女像」に「撤去」と書かれたマスクを着けさせたり、「校庭に慰安婦像を立てて、売春進路指導でもするのか」などの文言が書かれた横断幕を掲げた疑いがある。

この日、現場には元延世大学教授のリュ・ソクチュン氏も同席し、キム代表への支持を表明した。リュ氏は「李大統領が、厳しい条件の中で歴史を正そうと努力している市民に対し、感謝の言葉ひとつ言えず、獣を隔離しなければならないなどと表現するのが筋が通るのか。大統領の資格がない」と述べた。

一方、独立運動家の子孫で一松・金東三先生記念事業会理事を務めるキム・ウォニル氏は、キム・ビョンホン氏らの発言について「反人倫的だ」と厳しく非難した。

キム・ウォニル氏は「常々感じているが、でたらめであり、同調する国民もいないと思う」とし、「同じ時代を生きる国民として、痛みを抱えている人たちを繰り返し争点化すること自体が反人倫的だ」と指摘した。

さらに「国会でも慰安婦保護法を早急に通過させ、今後このような状況が起きないようにしてほしい」と訴えた。

(記事提供=時事ジャーナル)

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