韓国の小学校で7歳の女児児童を殺害した40代女教師の無期懲役が確定した。
最高裁1部(主審:ソ・ギョンファン大法官)は4月2日、特定犯罪加重処罰等に関する法律違反(営利目的誘拐・誘因など)、公用物損壊、暴行の容疑で起訴された女教師ミョン・ジェワン(49)の上告審において、無期懲役を言い渡した原審の判決を確定させた。
また、30年間の位置追跡電子装置(電子足輪)の装着命令も維持された。
ミョン・ジェワンは昨年2月10日午後5時ごろ、自身が勤務していた大田(テジョン)市内の小学校で、放課後に帰宅しようとしていた小学1年生の7歳女子児童キム・ハヌルさんに「本をあげる」と言って誘い込み、視聴覚室の倉庫で事前に準備していた刃物を振り回して殺害した疑いをもたれている。
キム・ハヌルさんは心停止の状態で発見されて病院に搬送されたが、息を引き取った。ミョン・ジェワンは犯行後に自害を試みる過程で首や腕を負傷して緊急手術を受けたが、手術前に警察に対して犯行を自白した。
ミョン・ジェワンは犯行の4~5日前、学校の業務用コンピュータを蹴って破損させたり、「一緒に退勤しよう」と言った同僚教師を暴行したりした疑いも持たれている。
ミョン・ジェワンは昨年3月に起訴され、同年4月に教育当局は彼女に対する罷免処分を確定させた。検察は各審級において、ミョン・ジェワンに死刑を求刑していた。
一審はミョン・ジェワンに無期懲役を言い渡した。一審裁判部は「被告人が一部正常ではない心理状態にあった」と認めつつも、「前代未聞の事件であり、犯行を酌量すべき事情があるとは言い難い。教師という職業と経歴を考慮すれば、むしろ責任は重い」と判示した。
一審を不服とした検察とミョン・ジェワンはいずれも控訴したが、二審も無期懲役を維持した。
二審は、ミョン・ジェワン側の心身微弱の主張を受け入れなかった。二審裁判部は「被告人は犯行対象を選別し、犯行道具などを計画的に準備していた」とし、「犯行後も発覚を免れるために行動している点などを総合すると、当時の事物の是非を判別する能力や、行為を制御する能力が欠如していたとは見なしがたい」と判断した。
続けて、「たとえ心身微弱の状態であったとしても、本事件の重大性に鑑みれば、刑を減軽すべき理由にはならない」と明らかにした。
ただし、「死刑は生命を剥奪する刑罰であり、さまざまな事情を考慮しなければならない」と、無期懲役刑を宣告した理由を説明した。
最高裁はこうした原審の判断に誤りはないと認め、刑を確定させた。
(記事提供=時事ジャーナル)
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