フィリピンで韓国人を殺害し、現地の刑務所に収監された状態でも韓国国内に大量の麻薬を流通させた「麻薬王」パク・ワンヨルが検察に送致された。
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京畿(キョンギ)北部警察庁・広域犯罪捜査隊は4月3日、麻薬類管理法違反の容疑でパク・ワンヨルを拘束送致したと発表した。先月25日に韓国国内へ送還されてから9日後のことだ。
3日午前9時頃に議政府(ウィジョンブ)地検に到着したパク・ワンヨルは、「麻薬はどこから供給を受けたのか」「甥と麻薬流通を共謀したのか」などを問う報道陣の質問に対し、一切答えなかった。
パク・ワンヨルは2024年6~7月、共犯者を通じて覚醒剤1.5kgをコーヒーの袋に隠し、フィリピンや南アフリカ共和国などから仁川(インチョン)国際空港へ密搬入した疑いをもたれている。また、この過程で知的障害者を「運び屋」として利用したことも判明した。
パク・ワンヨルが密輸・流通させた麻薬類は、ヒロポン(覚醒剤)約4.9kg、エクスタシー約4500錠、ケタミン約2kg、LSD 19錠、大麻3.99gなどで、時価にして30億ウォン(日本円=約3億1797万円)以上に達する。
パク・ワンヨルは2016年10月にフィリピンのサトウキビ畑で韓国人3人を殺害した疑いで2020年に現地当局に検挙され、2022年に懲役60年(短期52年)を言い渡されてフィリピンの刑務所に収監された。ただ、収監中もテレグラム(SNS)を通じて韓国国内へ麻薬を密搬入し、それによって得た犯罪収益で「豪華な監獄生活」を送っていたという疑惑をもたれている。
韓国法務部、外交部、国家情報院などはフィリピン当局との実務協議を進め、麻薬類管理法違反の容疑に限り、先月25日にパク・ワンヨルの身柄を「臨時引き渡し」の形で受け取った。
なお、韓国警察はパク・ワンヨルの韓国国内における麻薬流通に加担した甥を追跡している。パク・ワンヨルの甥は、麻薬が確保されるとこれを韓国国内に持ち込んで流通させるなど、核心的な共犯の役割を担っていたとされている。
(記事提供=時事ジャーナル)
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