韓国で外国人労働者をフォークリフトに縛り付けて嘲笑する映像が公開され、大統領などから批判を受けたレンガ工場の従業員側が、被害者との円満な示談などを理由に裁判所の善処を求めた。
【画像】外国人労働者をフォークリフトに縛り付け、爆笑する韓国人
4月29日、法曹界によると、検察は光州(クァンジュ)地裁・刑事4単独(ソ・ジヘ判事)の審理で開かれたチョン氏(54)の特殊逮捕および労働基準法違反などの容疑の初公判兼論告求刑公判で、懲役1年を求刑した。
全羅南道羅州市(チョルラナムド・ナジュシ)のレンガ工場で働いていたチョン氏は昨年2月26日、スリランカ国籍の同僚労働者A氏(32)をレンガの山とともに工業用ビニールで巻き付けて拘束した後、フォークリフトで吊り上げて約10m引き回した疑いで起訴された。
チョン氏は、A氏のレンガ梱包業務が未熟だという理由で犯行に及んだという。
この日、チョン氏は公訴事実をすべて認め「申し訳ありません」と述べるにとどまった。チョン氏の弁護人は偶発的な事件であった点、被害者と円満に示談した点、被害者の身体的傷害など付随的な被害がない点などを挙げ、裁判所の善処を求めた。
検察はレンガ工場の法人側に対し、今回の事件を予防しなかった責任を問い罰金500万ウォン(日本円=約54万円)を求刑した。これに対し業者側は「再発防止のための教育とシステムを整えている。職場内いじめで傷ついた外国人労働者に心から謝罪する」と強調した。
チョン氏らに対する判決公判は、来月27日に行われる予定だ。
この事件は、外国人労働者を支援するある市民団体が、犯行場面が克明に記録された映像をメディアに公開したことで公にされた。当時は李在明(イ・ジェミョン)大統領が自身のSNSで「映像を見て目を疑った」と厳罰への意志を示したことで、韓国国内で注目を集めていた。
(記事提供=時事ジャーナル)
前へ
次へ