韓国で交際相手の女性を殺害し、キムチ冷蔵庫に約1年間遺棄した40代の男に対し、一審・二審ともに懲役30年の判決が言い渡された。
5月18日、法曹界によると、光州(クァンジュ)高裁・全州(チョンジュ)支院・刑事第1部(チョン・ムンギョン部長判事)は、殺人および死体遺棄の疑いで起訴された41歳男の控訴審判決公判で、双方の控訴を棄却し、懲役30年を言い渡した一審判決を支持した。
男は2024年10月20日、群山市市助村洞(チョチョンドン)のアパートで当時交際していた女性を絞殺し、約11カ月間キムチ冷蔵庫に遺棄した疑いをもたれている。亡くなった女性の名義で約8800万ウォン(日本円=約933万円)の融資を受け、生活費として使った疑いも持たれている。
捜査の結果、男は犯行後、女性のスマートフォンを使って女性になりすまし、彼女の家族と連絡を取り合っていた。
しかし、女性の妹が「姉が電話に出ず、メッセージだけで連絡してくる」ことを不審に思い、行方不明者として届け出たことで、完全犯罪を目論んだ男の計画は崩れ去った。男は女性を捜す警察官から電話があった際も、当時同居していた別の女性に電話を代わりに出させるなど、最後まで犯行の隠蔽を図っていたことがわかった。
一審裁判所は今年1月29日の判決公判で懲役30年を言い渡し、「被告人は“反省し、贖罪する”と言いながらも、現在まで被害回復のためのいかなる努力もしていない」と厳しく指摘した。
これを受け、男は二審に至って1500万ウォン(約159万円)を刑事供託したが、女性の遺族が受け取りを拒否したため、減刑にはつながらなかった。
二審裁判部は「本事件の犯行手口や被害の程度などを考慮すると、こうした供託のみでは、刑を有利に変更すべき事情があるとは認められない」とし、「被告人は被害者を殺害した後も11カ月もの間冷蔵庫に遺棄し、生きているかのように装うなど、罪質が極めて悪い」と断じた。
(記事提供=時事ジャーナル)
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