韓国の忠清南道天安市(チュンチョンナムド・チョナンシ)で、騒音トラブルを理由に上階に住む高齢者を殺害したヤン・ミンジュン(47)に無期懲役が求刑された。
6月24日、法曹界によると、検察は大田(テジョン)地裁・天安(チョナン)支院・刑事1部(チョ・ヨンジン部長判事)の審理で開かれたヤン・ミンジュンの殺人などの容疑の論告求刑公判で、「社会的弱者である79歳の高齢者を残忍かつ計画的な方法で殺害したにもかかわらず、真摯に反省していない」として無期懲役を求刑した。
ヤン・ミンジュンは昨年12月4日午後2時32分頃、天安のマンションで、自身と騒音をめぐりトラブルになっていた上階の70代の高齢者A氏を刃物で刺して殺害した疑いが持たれている。
当時、ヤン・ミンジュンは刃物で刺されたA氏がマンションの管理事務所に逃げ込んで鍵を閉めると、車で突っ込んで扉を破壊し、再び刃物を振り回したとされている。
ヤン・ミンジュン側の弁護人は、被告が過去にてんかんなどで長期間にわたり治療を受けた記録などを根拠に心神耗弱を主張した。しかし、病院で実施された精神鑑定の結果、「異常はない」という趣旨の見解が出たため、この主張を撤回した。
ヤン・ミンジュンは同日、最終陳述で「拘置所にいる間、幸せとは何かを考え続けていた。取り返しのつかない過ちによって、被害者と遺族に苦しみを与えてしまい心から申し訳なく思っている」としたうえで、「これからの人生は、誰かを傷つける人間ではなく、笑顔にする人間になりたい」と述べた。
ヤン・ミンジュン側の弁護人は最終弁論を通じて、「突然の病気によって仕事ができなくなり、精神的なプレッシャーを受ける中で過ちを犯してしまった。犯行後は自責の念に駆られ、後悔している」とし、「法律が許す限りの最大限の寛大な処分をお願いしたい」と求めた。
(記事提供=時事ジャーナル)
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