未成年者性売買の疑いを持たれている韓国の元市議会議員が、警察で長時間にわたる取り調べを受けた。同氏に対し2度の事情聴取を行った警察は、拘束令状の請求を検討している。
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清州(チョンジュ)市議会の元議員チェ・ヨンジュン氏は7月27日午前5時16分ごろ、15時間に及ぶ徹夜の取り調べを受けた末に清州清原(チョンウォン)警察署の庁舎を後にした。
チェ・ヨンジュン氏は、児童・青少年の性保護に関する法律上の未成年者擬制強かん、性搾取物制作、性売買勧誘などの疑いが持たれている。
マスクを着用して取調室を出てきたチェ・ヨンジュン氏は、「未成年者であると知っていたのか」「他に被害者はいるのか」などの報道陣の質問に対し、「捜査中の事案であり、誠実に捜査を受けた」とだけ答えた。
「未成年との性売買に関する捜査が進んでいることを知りながら公認を受けたのか」という質問を受け、チェ・ヨンジュン氏が報道陣をしばらく見つめる場面もあった。庁舎を後にしたチェ・ヨンジュン氏は、あらかじめ呼んでおいたタクシーに乗って移動した。
チェ・ヨンジュン氏が警察に出頭して調べを受けたのは、今年5月に続いて2回目だ。
警察は2回目の取調べで、チェ・ヨンジュン氏に対し、被害者である女子中学生のA氏から服をすべて脱がせた状態の写真を要求した事実の有無などを集中追及したとされる。また、同氏の追加の犯罪容疑についても捜査したという。
チェ・ヨンジュン氏は1回目の調べの際、「未成年者だとは知らなかった」と容疑を否認していた。
警察は事情聴取で確保した供述や各種証拠物の分析を経て、近日中にチェ・ヨンジュン氏の身辺処理の方針を決定する方針だ。
チェ・ヨンジュン氏が未成年者を対象とした犯罪容疑を否認しており、これまで使用していた携帯電話を買い替えていたことが判明したため、証拠隠滅などの恐れから拘束令状を請求する可能性が高い。
チェ・ヨンジュン氏は2024年10月から1年間にわたり、3回にわたって車内やモーテルなどで女子中学生A氏と性関係を持ち、服をすべて脱がせた状態の写真を撮影して送るよう要求した容疑などが持たれている。犯行当時、A氏は満13歳未満であったとされる。
被害者である女子中学生に対し、チェ・ヨンジュン氏が「友達や先輩を連れてくればもっとお金を払う」と提案していたことも判明した。また、別の女性と性関係を持つ動画を見せたり、外国籍の女性とグループで性関係を持とうと匂わせるようなメッセージを送ったりした容疑も持たれている。
今月1日に清州市議会議員へ就任したチェ元議員は、警察の捜査を受けている事実が知られると、16日後に自ら辞任した。保守系最大野党「国民の力」の忠北道(チュンブクト)党はチェ・ヨンジュン氏を除名処分とした。
警察は今年2月に被害者の保護者から告訴状を受理したものの、告訴から5カ月が経過した今月初めに差し押さえなどの強制捜査に着手したことで、「後手捜査」との批判に晒された。この過程で、警察が請求したチェ・ヨンジュン氏に対する通信捜査令状を検察が棄却していた事実が発覚し、責任問題に発展している。
忠北女性連帯は、チェ・ヨンジュン氏の議員手当返還と選挙費用補填申請の撤回を求めた。辞任したチェ・ヨンジュン氏は、16日間の議員活動の対価として230万ウォン(日本円=約25万円)の議員手当を受領していた。
忠北女性連帯は「チェ元議員が230万ウォンの議員手当を受け取ったのは清州市民に対する明白な欺瞞であり、性犯罪容疑で政党から除名された者が4000万ウォン(約448万円)相当の選挙費用補填まで申請したことは、厚顔無恥の極みだ」としたうえで、「清州市議会と選挙管理委員会は制度的な不備を補い、不正を起こした議員への歳費支給を根本から遮断する策を講じるべきだ」と強調した。
(記事提供=時事ジャーナル)
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