韓国で、握手をした際に女性の手のひらを指で掻いたとある企業の代表の男が、強制わいせつの容疑で法廷に立つも無罪を言い渡された。
当該の行為がセクハラと解釈される余地はあるものの、強制わいせつにあたると判断するのは難しいとの裁判所の判断によるものだ。
8月3日、法曹界によると、蔚山(ウルサン)地裁・刑事3単独(イ・ジェウク部長判事)は、強制わいせつの容疑で起訴された蔚山の企業代表Aに対し、判決公判で無罪を言い渡した。
Aは昨年3月、労働組合の事務所で面識のなかった女性Bと握手をする際、指でBの手のひらを複数回掻いたり、手の甲を包み込むように撫でたりした。
BはAが事務所を立ち去った後、指で手のひらを掻く行為の意味を検索し、それが性的な意味を持つことを知って周囲に強い不快感を訴えた。これを聞きつけたAは翌日に訪れて謝罪したものの、最終的に強制わいせつ容疑で裁判にかけられた。
裁判部はAの行為がセクハラと解釈される余地はあるとみた。ただ、強制的にわいせつ行為に及んだとまで判断するには無理があると判断した。
もちろん、Aのように手のひらを指で掻く行為は性的な非言語的意思表示として通用し、手の甲を包むように撫でたことも通常の握手に比べて行き過ぎではあるものの、強圧的であったり性的な暴力を伴ったりしたとまではいえないというものだ。
これに関連して裁判部は「Bの立場からは非常に不快であり、セクハラだと感じた可能性はある」としながらも、「目撃者の供述などを踏まえると、握手の時間が特別に長かったり、その他の異様な行動があったわけではない」と説明した。
(記事提供=時事ジャーナル)
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