「タンク(戦車)デー」イベントを通じて5.18民主化運動や犠牲者を侮辱したとして物議を醸したスターバックスコリアの本社に対し、韓国警察が初の家宅捜索に乗り出した。
ソウル警察庁広域捜査団公共犯罪捜査隊は8月5日8時50分頃より、ソウル江南区(カンナムグ)のスターバックスコリア本社に対して家宅捜索を行っている。家宅捜索の令状には「侮辱容疑」が記載されたという。
スターバックスコリアは、韓国で「5.18民主化運動」46周年を迎えた今年5月18日、タンブラーシリーズをプロモーションする過程で「タンクデー」や「机にドン!」といった文言を使用した。
この際、軍事独裁時代の象徴の一つとされる「タンク(戦車)」という言葉を強調したとして、5.18民主化運動やその犠牲者を侮辱にしたと批判を集めた。
「机にドン!」という表現も、民主化運動時にソウル大生のパク・ジョンチョル氏が拷問死した事件において、捜査当局が「机をドンと叩いたらアッと叫んで倒れた」と発表したことを連想させるという指摘がなされた。
これを受けて、親会社の新世界グループはスターバックスコリアのソン・ジョンヒョン代表を解任。新世界グループのチョン・ヨンジン会長は「対国民謝罪」を行った。
スターバックスコリアは6月22日に15時で全国店舗の営業を早期終了し、全従業員に対して「歴史認識教育」および「社会的感受性教育」を実施していた。ただ、国内ではスターバックス商品の購入を控える「不買運動」が広がるなど批判が高まっていた。
韓国警察は、今回の騒動で「5.18民主化運動」有功者や市民団体などから告訴・告発を受け付け、捜査を続けていた。6月に一度、家宅捜索令状を申請してソウル中央地検に却下されたが、その後に容疑を侮辱罪に絞って再申請し、今回の家宅捜索に踏み切った。
韓国警察は、新世界グループによる自主調査で提出を拒否された関係者の携帯電話をはじめ、内部文書などの証拠資料を確保し、「タンクデー」企画の経緯や故意性の有無を調べる方針としている。
(文=サーチコリアニュース編集部)
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