元同僚の航空会社機長など6人の殺害を計画し、そのうちの1人を実際に殺害した49歳の男に無期懲役が言い渡された。
『聯合ニュース』など複数の韓国メディアが報じたところによると、釜山(プサン)地裁・刑事7部(イム・ジュヒョク部長判事)は8月21日、殺人・殺人未遂・殺人予備などの容疑で起訴された49歳男キム・ドンファンに無期懲役を宣告した。併せて30年間の位置追跡電子装置(電子足輪)の装着を命じた。
キム・ドンファンは今年3月17日午前5時30分頃、釜山鎮区(プサンジング)のとあるマンションで、元同僚の航空会社機長A氏を凶器で複数回刺し、殺害した疑いがある。
韓国メディアによると、キム・ドンファンは犯行に先立ち、A氏を含む元同僚など計6人を殺害対象として具体的な計画を立てたという。
実際、A氏を殺害する前日の3月16日には、京畿道高陽市一山西区(キョンギド・コヤンシ・イルサンソグ)の住宅で別の元同僚機長であるB氏を襲撃し、首を絞めて殺害しようとしたが未遂に終わっていた。
また、A氏を殺害した直後には、慶尚南道昌原市(キョンサンナムド・チャンウォンシ)にある元同僚C氏の自宅を訪れたが、実際の犯行には至らなかった。
裁判部は「(キム・ドンファンが)空軍士官学校のパイロット出身の被害者たちが自分を組織的に陥れ、不利益を与えたために犯行に至ったと主張しているが、これは一方的な主張に過ぎない」とし、「被害者たちは被告が自分たちに恨みを抱いた理由を理解していないばかりか、一部は被告の存在自体についても記憶があいまいなケースがあった」と述べた。
そのうえで、「心理分析の結果、被告は自己中心的な解釈が強く、再犯の危険性が高く、精神科的な治療も必要だ」とし、「今後も一般人と関係を形成しながら生きていくという期待は難しい」「再犯の危険性さえも高く見えるため、我が社会で生きる一般人の命が侵害される被害が再び起こらないよう、社会から永遠に隔離される必要がある」と厳しい言葉を並べた。
一方、キム・ドンファンに反省の色はなかった。
この日、犯行に対する後悔や自責の念を問う検察官の質問には「まったくない」と言い切り、被害者への謝罪が本当にないのかを問うた裁判部にも「ない。彼らが加害者だからだ」と断言した。
最終陳述でも、「まだ残っている5人、お前たちの未来はすでに決まっている」とA氏以外の残りの殺害対象者5人に言及。仮に自身が犯行を行えない場合は、代わりに犯行を行う人物に“任せた”という趣旨の主張もしたと伝えられている。
(文=サーチコリアニュース編集部)
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