韓国のスクールゾーンで小学生を車ではね、適切な救護措置をせずに現場を離れた80代の男に執行猶予付き懲役刑が言い渡された。
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『NEWSIS』など複数の韓国メディアが報じたところによると、光州(クァンジュ)高裁・全州(チョンジュ)裁判部・刑事1部(チョン・ムンギョン部長判事は8月24日、特定犯罪加重処罰法などに関する法律違反(逃走致傷、児童保護区域致傷)などの容疑に問われた80代の男に対する控訴審の判決公判で、検察側と被告側の控訴をいずれも棄却し、懲役10カ月、執行猶予2年の判決を下した原審を維持した。
男は昨年5月29日15時39分頃、全北(チョンブク)特別自治道井邑市(チョンウプシ)内のとある小学校前の横断歩道で妻を乗せて車を運転した際、横断中だった小学生の11歳男児をはね、必要な救護措置を取らずに現場から立ち去った疑いで起訴された。
はねられた男児は、足首の捻挫など約3週間の加療が必要な怪我を負った。
男が運転した車のブラックボックスには、事故が発生して車が急停車した後、妻が窓を開けて男児に「車に当たった?もしかして怪我した?」と尋ねる様子が映っていた。
男児が「怪我はしていません」と答えると、男は男児を病院に連れていったり、自身の連絡先を教えたりすることなく、そのまま現場を立ち去った。
ただ、男は捜査機関に自身の矯正視力が「右目0.03、左目0.3」とする診断書を提出し、裁判でも「事故当時、被害者に衝撃を与えた事実を認識していなかったため、逃走の故意はなかった」と主張するなど、犯行を強く否定していた。
しかし、裁判部はこうした主張を受け入れず。1審ではブラックボックスの映像や韓国道路交通公団の事故調査報告書などを根拠に、男に懲役10カ月、執行猶予2年の判決が下された。
男は1審の判決を不服として上訴した。だが『時事ジャーナル』によると、2審裁判部は「ブラックボックスの映像を見ると、車両が被害者に衝突した部分は運転席のある左側前のバンパー部分だ。この事故は歩行者が弾き飛ばされるほどの衝撃があったため、車体の振動や衝突音など、視覚以外の間隔を通じても十分に衝突を認識できたはずだ」と指摘したという。
また、「被害者は当時11歳であり、事故によって小さくない衝撃を受けたため、被告は少なくとも被害者を病院に連れて行くか、その親に連絡するなどの措置を取るべきだった。改めて検討しても、原審の判断が誤っていたり、刑の裁量が合理的な範囲を超えたりしているとは考えにくい」と判決理由を述べていた。
(文=サーチコリアニュース編集部)
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