尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領の夫人であるキム・ゴンヒ氏に対する、ドイツモータース株価操作、コンジン法師および旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の請託(特定犯罪加重処罰法の斡旋収賄)、ミョン・テギュン・ゲートに関する一審判決が、きょう言い渡される。
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ミン・ジュンギ特別検察チーム(特検)がキム・ゴンヒ氏に懲役15年を求刑している中、裁判所でも重刑が言い渡されるかどうかが注目されている。
ソウル中央地裁・刑事合議27部(部長判事ウ・インソン)は1月28日午後2時10分から、キム・ゴンヒ氏の資本市場法違反、斡旋収賄、政治資金法違反などの容疑に対する一審判決期日を進行する。昨年8月29日に起訴されてから5カ月で出される結論だ。この日の判決は生中継される。
キム・ゴンヒ氏は2010~2012年に、ドイツモータースのクォン・オス前会長らと株価操作を共謀し、8億ウォン(日本円=約8530万円)相当の不当利得を得た容疑を受けている。
また、コンジン法師のチョン・ソンベ氏から、旧統一教会の懸案に関する請託とともに、ダイヤモンドのネックレスやシャネルのバッグなど、8000万ウォン(約852万円)相当の金品を受け取った容疑もある。
特検はこの2つの容疑をまとめ、キム・ゴンヒ氏に懲役11年とともに追徴金8億1144万ウォン(約8649万円)を言い渡すよう裁判部に求めた。
特検はまた、キム・ゴンヒ氏が尹前大統領と共謀し、政治ブローカーのミョン・テギュン氏から総額2億7000万ウォン(約2878万円)相当の世論調査を無償で提供された容疑に関しては、懲役4年を求刑した。
昨年12月の論告求刑公判で特検は、「法の上に立った被告が、政教分離の原則と民主主義の根幹である選挙の公正性、民主主義国家の統治システムを崩壊させた」と指摘した。
キム・ゴンヒ氏は最終陳述で、「特検が言っていることには争う余地があるように思う」としながらも、「とにかく私のことで国民の皆さまに大きなご迷惑をおかけした点について、心からお詫び申し上げる」と述べた。
なお、ソウル中央地裁・刑事合議27部は同日午後3時から、旧統一教会の元世界本部長であるユン・ヨンホ氏の請託禁止法違反事件、午後4時からは「国民の力」クォン・ソンドン議員の政治資金法違反事件の一審判決をそれぞれ進行する。特検はクォン・ソンドン議員とユン・ヨンホ元本部長に対して、それぞれ懲役4年を求刑している。
ユン・ヨンホ元本部長は、コンジン法師のチョン・ソンベ氏を通じてキム・ゴンヒ氏に統一教会の懸案を請託し、クォン・ソンドン議員に不法な政治資金1億ウォン(約1065万円)を渡した容疑を受けている。
特検は昨年12月の論告求刑公判で、クォン¥ソンドン議員について「被告は重鎮国会議員として、誰よりも憲法価値の擁護と国民の権益保護に尽くす責務があるにもかかわらず、特定の宗教団体と結託して政治資金1億ウォンを受け取り、憲法価値を毀損し国民の信頼を裏切った」と述べた。これに対し、クォン・ソンドン議員は「常識を無視した主張だ」として、容疑を否認した。
(記事提供=時事ジャーナル)
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