高市自民の圧勝に終わった衆議院総選挙は韓国でも注目を集めている。各メディアは「戦後最強」「戦争可能国家」「改憲加速」といったキーワードを前面に出し、今後の日本政治の行方を見通している。
「“タカイチ熱風”に乗った自民党、316議席で単独の衆議院改憲発議議席を確保…“歴史的大勝”」(一般紙『ハンギョレ新聞』)
「タカイチ、“アイドル級の人気”で総選挙与党圧勝…“強い日本”の訴えが受け入れられる」(通信社『聯合ニュース』)
「日本の自民党316議席…“戦後最大”の圧勝」(一般紙『文化日報』)
「日本の自民党316議席“歴代最多”圧勝…タカイチ1強体制構築の原動力は?」(民放テレビ局『KBC光州放送』)
「“強い日本”掲げ圧勝したタカイチ…“戦争可能国”への憲法改正へ加速の見込み」と見出しを打った一般紙『東亜日報』は高市首相の高支持率に言及。「自ら再信任を問う自信は高い支持率から生まれた」とし、「20代以下の若い有権者層では支持率が90%を超え圧倒的だ。初の女性首相である彼女は、既存の首相と比べて率直で直接的であり、SNSの活用にも熟練している」と分析した。
そのうえで、「今回の衆議院選挙の結果を通じて、日本社会の保守的な色合いがより濃くなった」とし、「“強い日本”の再建を強調してきた高市派の保守政策がブレーキなしで推進される可能性が高まった。3大安全保障文書の改正、“殺傷兵器”の輸出制限解除、非核三原則の再検討といった政策が加速する見込みだ」と今後の展望を伝えた。
地上波テレビ局『SBS』は「高市首相の演説会場には、まるでアイドルのコンサートのように多くの人が集まった。高市首相は明快な言葉で“強く豊かな日本”を築き、国力を強化すると訴えて票を求めた」「自民党がYouTubeチャンネルに投稿した“高市首相メッセージ”は、政治動画としては異例の再生回数1億回を超え、X(旧ツイッター)でも自民党に関連する投稿が昨年7月の参議院選挙と比較して増加した」と、高市首相の圧倒的な人気ぶりを紹介した。
また、IT系メディア『電子新聞』は「タカイチ1強体制構築」とし、「高市首相は“政治的師”の安倍晋三前首相に匹敵する強力な権力基盤を築くことになった」と評価。自民圧勝の要因に「高市首相の個人的な人気と、60%前後を維持した高い内閣支持率」を挙げるとともに、「早期総選挙の勝負手が成功を収めたことで、高市首相は衆議院はもちろん、自民党内部でも確固たる主導権を確保することになった」と報じた。
一方で、自国への影響を懸念するメディアも多く、通信社『NEWSIS』は「憲法改正を通じて自衛隊を憲法に盛り込み、“軍事大国化”に乗り出す場合、韓国など周辺国を緊張させる可能性もある」と反応。
ケーブルチャンネル『MBN』は「22日の“あの場所”に韓国人の視線が集まる」と題し、2月22日の「竹島の日」記念式典に大臣クラスの関係者が出席する可能性、靖国神社春季例大祭への参拝の可能性などを挙げ、「過去の問題で感情の溝が深かった両国関係において、高市政権が強硬な右翼路線と実用外交の間でどのような選択をするのか。その最初の試金石となる“22日”に韓国の視線が集まる」と見通していた。
韓国メディア各社は今回の衆議院総選挙の結果を受けて、改憲論議や3大安全保障文書の改正、非核三原則の再検討などが実際の政策としてどこまで具体化するのかにも関心が及んでいる。まずは当面の政治日程の中で高市政権がどのような姿勢を示すのかを、韓国側も注視している。
(文=サーチコリアニュース編集部)
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