北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が、娘キム・ジュエとともに平壌で進められている「5万世帯住宅建設事業」の一環である和盛(ファソン)地区竣工式に出席した。
ジュエは異例にも住民たちと交流する姿が公開された。これはジュエを有力な後継者として浮き彫りにする狙いだという解釈が出ている。
『聯合ニュース』などの韓国メディアが報じたところによると、『朝鮮中央通信』は2月17日、金委員長出席のもと、平壌・和盛地区第4段階1万世帯住宅竣工式が行われたと伝えた。
「5万世帯住宅建設事業」は2021年初めの労働党第8回大会で決定された核心事業で、5年間、毎年1万世帯ずつ建設して首都の住宅難を解消することが目標だ。2022年の松新(ソンシン)・松和(ソンファ)地区を皮切りに2023年と2024年、昨年上半期には和盛地区1~3段階が完成し、昨年2月に着工した第4段階事業も今回完了した。
金委員長は新たに造成された通りを視察し住民たちとあいさつを交わし、娘ジュエと並んで登場した姿も改めて注目された。竣工式でテープカットを行った後現場を回った金委員長は「第8期の期間に成し遂げた成果と経験を土台に、党第9回大会ではさらに大きな発展目標が提示されるだろう」と述べた。
『朝鮮中央通信』は竣工式現場を報じながら、ジュエが金委員長とともに新住宅入居者を直接抱きしめ、祝福する姿などを大きく扱った。この内容は『労働新聞』にも大きく掲載された。金委員長や高位幹部ではなく、ジュエが一般住民と交流する様子が公開されたのは異例だ。
ジュエは最近、金委員長とともにロシア・ウクライナ戦争に派兵された軍人の遺族のため平壌・和盛地区に造成された集団居住地「セビョル通り」竣工式に出席するなど、主要公開日程に同行する姿が続いている。
ジュエが最近、金委員長とともに公開の場に相次いで登場しているのは、後継構図と結びついた象徴的歩みだという観測が出ている。国家情報院は2月12日、国会情報委員会非公開全体会議で、ジュエが「後継内定段階」に入ったという分析を示したと伝えられた。
(記事提供=時事ジャーナル)
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