尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領の内乱首謀容疑に関する1審判決を前に、韓国与党「共に民主党」からは司法府を狙い撃ちするかのように「歴史が見守っている」「必ず死刑が宣告されるだろう」などの反応が出ている。
尹前大統領を輩出した保守系野党「国民の力」はひとまず“沈黙”を貫き、尹前大統領を支持する強硬支持層「ユンアゲイン」勢力は無罪を確信して大規模集会を予告している。
「共に民主党」のチョン・チョンレ代表は2月18日夜、自身のSNSを通じて尹前大統領の判決に関連し「国民が見守っており、歴史が見守っている」とし、「国民と歴史がチョ・ヒデ司法府を裁くだろう」とつづった。同党のハン・ビョンド院内代表も同日、記者懇談会で「裁判所は、内乱犯たちに法定最高刑を宣告せよという国民の厳しい命令を直視してほしい」と促した。
同党のパク・スヒョン首席報道官は19日、CBSラジオ『パク・ソンテのニュースショー』に出演し、「後世に、大韓民国の民主主義をこれほど崩壊させたこの惨憺たる犯罪が再び起こることは不可能だという民主主義の指標として、必ず死刑が宣告されるべきだ」と強調した。そして「当事者の謝罪や反省も表明されていないため、特検の求刑量から減軽できる理由はまったくない」と重ねて述べた。
また、同氏はチャン・ドンヒョク代表をはじめとする「国民の力」指導部に対して「すでに(尹前大統領と公式に絶縁する)機会を何度も逃し、これ以上行く場所がないのだから、今日判決が出たときに“国民の力”がどのような立場を明らかにするかが最後の機会だ」とし、「ここで完全に絶縁できなければ、国民が“国民の力”を絶縁するだろう」と警告した。
「共に民主党」重鎮のパク・ジウォン議員も同日、YTNラジオ『キム・ヨンスのザ・インタビュー』に出演し、「内乱は(量刑が)死刑か無期(懲役)しかないため特検も死刑を求刑した」とし、「チ・グィヨン裁判官(裁判長)も死刑をそのまま維持すると見る」と語った。「尹前大統領は今日どのような反応を見せると思うか」というMCの質問には、「口が1000あっても言い訳できない人だ」としつつも、「どんな突発発言が出るか予想できない」と見解を示した。
「国民の力」側は判決結果が出るまでは慎重な態度を維持している。野党関係者によると、同党指導部はこの日の最高委員会議で、尹前大統領の判決に関連してどのような立場表明や謝罪文を出すかを議論するという。これに関連しパク・ソンフン首席報道官は「党の明確な方向性、中道・外延拡張に関するメッセージが盛り込まれるだろう」としつつ、「ただし形式と具体的時期はまだ整理されていない」と伝えた。
そんななか、尹前大統領を支持する「ユンアゲイン」関連団体は無罪を確信し、13時からソウルでの大規模集会を予告している。韓国史講師出身の保守系ユーチューバー、チョン・ハンギル氏は「尹、無罪宣告勝利宣言」とし、「正義と真実と法治が勝利した日になるだろう」と予想した。そして「尹前大統領の戒厳は正当だった。内乱捏造の首謀者は李在明(イ・ジェミョン)、内乱捏造政党は“共に民主党”だ」と主張した。
なお、チ・グィヨン裁判長を筆頭とするソウル中央地裁・刑事合議25部は、19日15時から尹前大統領の内乱首謀など違法戒厳関連容疑1審について判決を言い渡す。2024年12月3日に尹前伊大統領による非常戒厳騒動が発生してから443日後、起訴されてからは389日後となる。
先にハン・ドクス前首相とイ・サンミン前行政安全部長官の判決では、「非常戒厳は内乱に該当する」との判断が示されていた。先月13日の論告求刑公判では、チョ・ウンソク内乱特検チームが尹前大統領に法廷最高刑である死刑を求刑した。
(記事提供=時事ジャーナル)
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