韓国の李在明大統領が、北朝鮮の金正恩国務委員長が韓国に対して強硬姿勢を示したことに関連し、「我々が追求すべき価値は平和と安定だ」と強調した。
李大統領は2月26日、青瓦台(韓国大統領府)で主宰した首席補佐官会議で「対決と戦争に向かって突き進んでいた過去を必ず清算しなければならない」と述べ、「我々が追求すべき価値は平和と安定だ。このために継続的な努力を続ける」と語った。
金委員長は今月20~21日に行われた朝鮮労働党第9回大会の事業総括報告において、アメリカに対しては「対朝鮮敵視政策」の撤回を条件に関係改善の可能性に言及した一方、韓国に対しては「(韓国の対北政策は)表向きに掲げる融和的な態度は稚拙な欺瞞劇であり、拙作だ。(韓国を)同族という範疇から永遠に排除する」と痛烈に非難していた。
これに対し李大統領は、「本日、記者の方々と昼食を取りながら話してみると、北朝鮮の発表に関する質問が多く出た」とし、「北朝鮮が南側に対して敵対的な言辞で不信を示しており、これに対して低姿勢で対応すべきではないと主張する人々もいる」と伝えた。
続けて「しかし、我々も一度考えてみなければならない。(前政権で)戦争を辞さない対決的な政策が展開され、それによって生じた敵対感情と対決意識を一瞬でなくすことはできない」とし、「それに相応する持続的な努力が必要だ」と強調した。
また「『一さじのご飯で腹は満たされない』ということわざがある。南北関係正常化のためには長年積み重なった敵対感情を取り除かなければならないが、これは一瞬の画期的措置一つで成し遂げられるものではない」と付け加えた。
さらに「対話と協力のために絶えず努力し、信頼を積み重ねなければならない。そうすれば最終的には朝鮮半島にも構造的な平和と安定が到来するだろう」との見通しを示した。
特に「これまでの対北侮辱や威嚇行為が、果たして朝鮮半島の平和と安定に役立ったのか、大韓民国の国益と安全保障を守るうえで有用だったのかを真剣に振り返らなければならない」と述べた。
李大統領はまた、我々自身が努力すべきだとし、「他人のせいにする必要もなく、他人のせいにして解決する問題でもない。人間関係であれ国家間関係であれ違いはない。持続的な努力を続けていく」と改めて強調した。
(記事提供=時事ジャーナル)
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