中東の地政学的リスクの高まりを受け、韓国証券市場が「ブラック・ウェンズデー」を迎えた。
3月4日、KOSPI(韓国総合株価指数)とKOSDAQ指数は9.11テロやコロナ禍当時の記録を塗り替えて共に暴落し、両市場ともにサーキットブレーカーが発動されるなど、極端なパニック売りの様相を呈した。
同日の韓国取引所によると、KOSPIは同日、前取引日比698.37ポイント(12.06%)下落した5093.54で取引を終えた。3日に続き2日連続で史上最大の下落幅の記録を塗り替えた。
下落率基準でも、9.11テロ直後だった2001年9月12日の下落率(12.02%)の記録を超えた。
KOSPIは先月25日、史上初めて6000台を突破し、上昇傾向を続けてきた。しかし、アメリカ・イスラエルによるイラン攻撃で中東情勢が緊迫化したことで、6000台突破からわずか1週間で再び5000台まで転落した。特に、3日から4日の間だけで、実に1150.59ポイントが下落した。
この日、コスダックも前取引日比159.26ポイント(14.00%)下落し、978.44で取引を終えた。過去最大の下落率だったコロナ禍の2020年3月19日(11.71%)の記録を塗り替え、1000ラインまでもが崩壊した。
韓国の二大証券市場であるKOSPIとKOSDAQでは同日、共に売りサイドカーとサーキットブレーカーも発動された。開場直後の午前9時6分、KOSPIで2日連続となる売りサイドカーが発動され、午前10時31分にはKOSDAQの売りサイドカーも4カ月ぶりに発動された。
続いて午前11時には、KOSPIとKOSDAQ指数が8%以上急落したことで、市場の取引を20分間中断させるサーキットブレーカーが発動された。
KOSPI時価総額1位のサムスン電子はこの日11.74%下落し、17万2200ウォン(約1万8397円)で取引を終え、SKハイニックスも8%下落した84万9000ウォン(約9万766円)を記録した。
前日に戦争の恩恵株として急騰したハンファエアロスペースは、この日の取引序盤こそ上昇したが、その後下落に転じ、7.61%安の132万3000ウォン(約14万1441円)で取引を終えた。
(記事提供=時事ジャーナル)
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