李在明(イ・ジェミョン)大統領が「近い将来、日本の別の美しい地域で総理にお会いし、真摯な対話を続けていくことを楽しみにしている」と話せば、高市早苗首相は「次は李大統領が日本に来られる番だが、温泉にするか、どこで会うか考えておきたい。美しい場所へお招きしよう」と語った。
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韓国の李在明大統領と日本の高市早苗首相が5月19日、慶尚北道(キョンサンプクト)の安東(アンドン)で再び顔を合わせた。
両首脳は7カ月間で4度の会談を重ね、シャトル外交の定着を再確認した。中東情勢に伴う国際情勢の不安を受け、エネルギーやサプライチェーン、北核対応の分野で協力を拡大することで一致した。
李大統領と高市首相はこの日、安東で首脳会談を行った後、共同記者発表を通じて議論の内容を明らかにした。
李大統領は「今日の会談を含め、私と高市首相は7カ月間で実に4回も顔を合わせた。これは両首脳が形式にこだわらず、いつでも必要な時に会って対話するシャトル外交が完全に定着したことを意味する」と述べた。また「日韓の両首脳が互いの故郷を訪問したことも、世界的に類を見ないことだ」と評価した。
続けて、「日韓両国が共有する友情と絆が、それだけ厚く強固であることを示すものだ」とし、「近い将来、日本の別の美しい地域で総理にお会いし、真摯な対話を続けていくことを楽しみにしている」と語った。
高市首相も、李大統領が今年1月に自身の故郷である奈良県を訪問したことに触れ、「今回、こうして李大統領の故郷である安東でシャトル外交を実践することができ、大変嬉しく思っている」と応じた。さらに「次は李大統領が日本に来られる番だが、温泉にするか、どこで会うか考えておきたい。美しい場所へお連れする」と述べた。
両首脳はシャトル外交に基づき、エネルギーとサプライチェーン分野の協力を強化することで一致した。李大統領は「最近の中東情勢に起因するサプライチェーンやエネルギー市場の不安定さにより、両国の緊密な協力の必要性がさらに高まったという点で一致した」と明かした。
続けて「こうした共通認識に基づき、両国は今年3月に締結された『日韓サプライチェーン・パートナーシップ』の成果を評価し、両国間のサプライチェーン協力をさらに拡大していくことにした」と説明した。
エネルギー分野では、LNG(液化天然ガス)と原油の需給協力が主要議題として扱われた。李大統領は「両国は基幹エネルギー源であるLNGおよび原油分野の協力を強化することにした」「3月に締結された『LNG需給協力協定』に基づき、両国間のLNG協力を拡大し、原油の需給や備蓄に関する情報共有と疎通のチャンネルも深化させていく」と語った。
高市首相はより具体的な協力策を紹介。「原油・石油製品およびLNGの相互融通やスワップ取引を含む、エネルギー安保強化の協力に取り組むことで、李在明大統領と合意した」と明らかにした。
これに関連し、カン・ユジョン青瓦台(韓国大統領府)首席報道官は「産業通商資源部と日本の経済産業省は、今回の首脳会談を機に、原油や石油製品のスワップおよび相互供給に関する官民対話を奨励することにした」と伝えた。
中東危機についても、両首脳は共同対応の必要性で一致した。李大統領が「中東地域の平和と安定が速やかに回復されるべきだという点で認識を共にした」と伝えると、高市首相は中東や太平洋地域の情勢についてイ大統領と率直な意見交換を行ったとし、「ホルムズ海峡の自由で安全な航行を含む、中東情勢の沈静化を図るために各自が努力することにした」と説明した。
朝鮮半島の平和と北朝鮮問題も議論のテーブルに上がった。李大統領は「韓半島(朝鮮半島)情勢について深い意見を交わした。私は、南北が平和に共存し共に成長する『戦う必要のない平和な韓半島』を構築するという我が政府の立場を説明した」と述べた。
高市首相は「北朝鮮問題に関連し、核・ミサイル問題を含む北朝鮮への対応について李大統領と議論した」とし、日韓、日米韓が緊密に連携して北核問題などに対応していくことを再確認したと明らかにした。続けて「李大統領が日本人拉致問題の即時解決に向けて支持を表明してくれたことに、改めて感謝申し上げる」とも述べた。
歴史問題に関しては、人道的な事案での協力が言及された。李大統領は「日本の長生炭鉱で発掘された遺骨のDNA鑑定がまもなく始まる」とし、「両国が歴史問題において人道的な事案から協力を進めていくことは、小さくとも意味のある第一歩になるだろう」と語った。
(記事提供=時事ジャーナル)
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