【韓国】“戦車デーで炎上”スタバ、保守の象徴に?全面擁護の野党を与党猛批判「事実上の“イルベ党”宣言」

2026年05月26日 政治 #時事ジャーナル
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韓国で6月3日の全国統一地方選挙を控え、スターバックスコリアの「タンク(戦車)デー」イベント騒動を巡る与野党の攻防が激化の一途をたどっている。

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革新系与党「共に民主党」は、保守系野党「国民の力」チャン・ドンヒョク代表の発言を正面から取り上げ、「事実上のイルベ党宣言だ」と猛烈な非難を浴びせた。

一方、「国民の力」は野党側の批判を「選挙用の人民裁判」と規定し、真っ向から衝突した。

スターバックス
韓国のスターバックス(写真=時事ジャーナル)

「共に民主党」のキム・ヒョンジョン代弁人は、5月25日の書面ブリーフィングでチャン代表の発言を「国民の力の“イルベ党宣言”も同然だ」と伝えた。同氏は「チャン代表は、民主化運動への冒涜に抗議する市民をケッタル(李在明大統領の熱烈支持層を意味する造語)へと追いやった」とし、「5.8(光州民主化運動)の傷跡を選挙用のイベントであるかのように嘲笑し、“自分のコーヒーは自分で選ぶ”という言葉で国家暴力の記憶をあざ笑った。これが公党の代表が口にすべき言葉か」と強く叱責した。

続けて、「チャン代表の発言は、国民の力の“イルベ党宣言”に他ならない」とし、「5.18を揶揄し、市民の怒りを嘲笑して、歴史への冒涜を自由という名で正当化する政治がイルベ流の嘲弄と何が違うのか」と詰め寄った。イルベは“韓国版2ちゃんねる”と呼ばれる極右傾向のオンラインコミュニティ「日刊ベスト貯蔵所」の略称だ。

また、「国民の力」の「スターバックス擁護」についても一喝。「国民の力は口では5.18精神を継承すると言いながら、肝心の“5.18精神の憲法前文への収録”は拒否した」とし、「光州へ行っては参拝し、選挙戦では5.18を嘲笑する二重の態度こそが国民の力の本心だ」と皮肉った。

そのうえで「5.18を嘲笑することが自由なのか。民主主義の血と涙を選挙戦の笑いものにすることが保守なのか」と批判した。

「共に民主党」内からも批判の声は絶えず、チェ・ヒョンイル議員は同日、自身のSNSを通じて「国民が怒っているのは、たかがコーヒー一杯のためではない。5.18の痛みを“タンクデー”として消費し、セウォル号の傷跡までも浅はかなマーケティング文句として扱った、あまりに惨憺たる歴史認識の欠如に怒っているのだ」と指摘した。

さらには「内乱によって権力を奪い、国民に銃口を向けた軍事独裁の末裔だからこそ、歴史の痛みに対してもこれほど無感覚でいられるのだ」とし、「チャン代表と国民の力の血の中には、5.18光州を血で染めた全斗煥(チョン・ドゥファン)新軍部の遺伝子がそのまま流れている」と批判を強めた。

これに対し、「国民の力」指導部は騒動を野党側による「計画的な政治攻勢」と規定し、正面突破を図った。

「国民の力」のチャン・ドンヒョク代表は同日午前、ソウル汝矣島(ヨイド)の党本部で開かれた中央選対委の会議で「(李在明大統領と共に民主党が)李在明裁判取り消し特検に憤る民心をスターバックスへと逸らそうとしている」とし、「今回の選挙における“竹槍歌(扇動的なスローガン)”の標的はスターバックスだ。これは地方選挙用の人民裁判だ」と主張した。

チャン代表は続けて「スターバックスの5.18冒涜を問うのであれば、まず5.18前夜の光州で接待婦たちと酒を飲んで遊んでいた仁川のソン・ヨンギル、江原のウ・サンホの公認から撤回すべきだ」とし、「5.18を酒酔いによる暴力の盾にしているチョン・ウォノ(ソウル市長候補)も辞退すべきだ」と要求した。

また、「自分のコーヒーは自分で選ぶという自由市民の意思をはっきりと見せつけよう」と強調し、「スターバックス不買運動の期限は、せいぜい6月3日までだろう」と断言した。

当選5回の重鎮であり党代表も務めた、「国民の力」のキム・ギヒョン蔚山(ウルサン)総括選対委員長も、自身のSNSに選挙服を着てスターバックスの店舗でコーヒーを飲む写真を投稿した。

キム・ギヒョン
(写真=キム・ギヒョン蔚山総括選対委員長SNS)

同氏は「私は自分が飲むコーヒーを国家が決めるのではなく、自分で選択する自由がある国で生きたい」と記し、チャン代表による対野党攻勢に積極的に加わっている。

(記事提供=時事ジャーナル)

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