娘一家の海外移住、腹心に有罪判決…韓国・文在寅大統領の支持率が3週連続で下落

2019年01月31日 政治
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韓国・文在寅大統領の支持率が1月に入って、毎週のように下落している。

1月31日、世論調査機関リアルメーターが発表したところによれば、文在寅大統領の国政遂行支持率(肯定評価)は先週より0.2%ポイント落ちた47.5%だった。

これは1月第2週の49.6%から、第3週49.1%、第4週47.7%に続く3週連続の支持率下落を意味する。

当然ながら文在寅大統領に対する否定評価は、1月第2週の44.8%、第3週の45.6%、第4週の45.7%、そして今回の47.2%と増加。支持する人と支持しない人の割合が、ほとんど同じになってきたというのが現状だろう。

支持率が下がり続ける理由

支持率低下の理由は、どこにあるのか。

まず文大統領の娘一家の海外移住が波紋を広げているからだ。

また1月30日には、文大統領の腹心といえる知事に実刑判決が下されている。

その腹心とは、金慶洙(キム・ギョンス)慶尚南道知事。ネット世論調査に深く関与したとして業務妨害と公職選挙法違反の罪で在宅起訴されていたが、ソウル中央地裁は同日、懲役2年の有罪判決を言い渡している。

文大統領の支持率が低下し続けているだけに、政党支持率にも影響が出ている。

リアルメーターによれば、与党「共に民主党」の支持率は37.8%まで下がった。自由韓国党が28.5%と上昇したことで、両党の支持率の差はついに1桁台(9.3%ポイント)に入っている。

韓国ネットユーザーの反応は、以下の通り。

「まあ本当の支持率は30%もないだろうね」

「民主党も韓国党も好きじゃないが、今の政権はあまりに無能」

「まだ文在寅を支持する人が残っていることが不思議」

「未来のためにも今後20年、左派政権は駄目だ。国が滅ぶ」

「共に民主党は失敗に対処する姿勢がダブルスタンダードすぎる」

いずれにしても今年に入って支持率が過半数を超えられない文在寅大統領。このまま支持率は低下の一途をたどるのか、注目したい。

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